教育熱心な親でなくても、何かしらの知育玩具をお探しの方は多いのではないでしょうか。遊びの中で指先も頭も鍛えられたら嬉しいですよね。そこで今回は、頭を使って楽しく遊べるマグネットブロックをランキングでご紹介します。また、マグネットブロックの種類や作品例も紹介します。ぜひお子様に合ったマグネットブロックを見つけていってくださいね。
マグネットブロックとは?
磁力でくっつく知育玩具
マグネットブロックにも細かい違いはありますが、基本的には積み木に磁石が内蔵されたものになります。ただの積み木と違って上に積み上げるだけでなく、横に伸ばしたりできるのが特徴です。より複雑な物が作れるので、想像力が身に付きますよ。
対象年齢は3歳から10歳前後
小さなものから大きな作品まで作れるので、対象年齢は幅が広いです。パチッとくっつく感覚がとても気持ちいいですよ。また互換性があるものも多いので、後から買い足すのもいいですね。サイズをしっかりチェックして購入しましょう。
マグネットブロックの種類
フレームタイプ
厚みがあるので立体のものを作りやすい
正規品のマグフォーマーをはじめ、一番種類が豊富なのがこのフレームタイプです。枠組みだけになっているので、小さなお子様の手にも握りやすいですよ。プレートタイプよりも厚いのでブロックの縁同士でくっつきやすく、立体的な作品作りに向いています。
立体に作るコツですが、多くのブロックに付属の展開図どおりに一旦平面で作ります。その後、中心部分をそっと持ち上げると、縁同士がくっついて一瞬で平面から立体へと変化します。手品のようなこの瞬間がやみつきになりますよ。
プレートタイプ
お絵描き感覚で平面のものを作りやすい
薄くて軽いプレートタイプは、どちらかといえば平面の作品を作るのにおすすめ。直感的にお絵かきやシール貼りの感覚で遊べますよ。さらにマグネットなので何度もやり直し可能。納得いくまで遊べて、色彩感覚も養われます。
また軽いので、マグネットになった壁やホワイトボードにも貼ることができます。メモを貼ったりするには磁力が弱いですが、簡単にくっつくので遊ぶのにはちょうどいいくらいです。裏と表の区別のないマグネットブロックもおすすめですよ。
キューブタイプ
小さなお子様の手にも握りやすい
板状のものと比べて床に置いた状態から持ち上げやすく、小さなお子様にも扱いやすいです。また磁力でくっつくため、積み木のように積むだけよりも自由度が高いです。作ったものが壊れにくいのもマグネットならではですね。
また積み木と違って角が丸いものが多いので、おもちゃをポイポイ投げるお子様にも危険が少ないですよ。ただし、ご兄弟で遊ぶときに下のお子様の誤飲には注意が必要。直径3.9cm以内だと誤飲の可能性があるので、大きめのパーツのものを選ぶといいでしょう。
マグネットブロックの選び方
パーツの数で選ぶ
お試し用なら扱いやすい40ピース前後
あまりブロックに興味がない、ままごとの方が好きというようなお子様には、とりあえず少なめの40ピースくらいがいいでしょう。何個もの作品を一度に作ることは難しいですが、お試し程度なら充分です。その上で楽しければ追加してみてもいいですね。基本の正三角形や四角形などの追加パーツも、単体で販売もされているので活用しましょう。
ロボやお城を作るなら自由度が高い100ピース前後
大きい物を作りたい、または兄弟で遊びたいとなると100ピースくらいがおすすめ。取り外し可能なアルファベットの学習カード付きのものなどもあります。片付ける時は1枚ずつ重ねないと反発するので、専用の収納ケース付きが便利ですよ。きれいに重ねて収納することで、楽しみながらお片付け習慣も身に付けることができます。
年齢で選ぶ
未就学児なら事故防止のためST基準に合格したもの
ST基準とは、Safety Toyつまり日本玩具協会が定めた基準にあった安全な玩具につけられたマークのことです。主に国産のものについていますよ。外国製だと、欧州の厳しい安全基準CEに合格したものもおすすめ。サイズや素材にこだわって作られていますよ。素材では3種類の良い成分を合わせたABS樹脂がいいでしょう。有害物質が少なく、万が一口にいれてしまっても比較的安全性が高いです。
10歳前後なら大きく作っても壊れにくい磁力の強いもの
いくら磁力でくっつくとはいえ、重力には逆らえません。高さが何段にもなると崩れてくる可能性もあります。そこで磁力の強いものがおすすめです。マグフォーマーやMAGKINGのブロックは、磁力が強めですよ。ストレスなく遊びに没頭できます。ただ、小さいお子様には扱いにくいことも。同じシリーズのブロックで磁力を選べるものもありますよ。
付属のパーツで選ぶ
乗りもの好きなら車輪パーツ付き
ただの長方形でもタイヤをつければ車になります。何から作ればいいか分からなくても、まずはタイヤを付けてみることで、どんどん想像力が膨らみますよ。お手持ちのおもちゃや人形とも相性がよく、一緒に遊べます。また観覧車のパーツがついたものもありますよ。こちらも基本の形を作ってから様々にアレンジできるので、飽きずに遊ぶことができます。
英語教育も視野に入れるならアルファベットプレート付き
平面で遊ぶときには、文字を作れるものも楽しいですね。簡単な英単語が覚えられますよ。アルファベットだけでなく、数字やプラスの記号がついたものもあります。幼児教育となると飽きたり長続きしなかったりすることが多いですが、遊びの中に取り込むことで自然に英語や算数も学べます。小学校入学してからもすんなり勉強できますよ。
マグネットブロックのおすすめブランド・メーカー
ボーネルンド
マグネットブロックのパイオニア
マグネットブロックといえば、この本家ボーネルンド。ボーネルンドは日本の会社ながら海外の玩具メーカーと独占契約を結び、より良い玩具を輸入しています。正規品とはこちらのマグフォーマーのことになります。ベーシック、クリエイティブ、イマジネーションと大きく分けて3つのシリーズから選べますよ。
People
知育玩具の老舗
40年以上も前から玩具を取り扱う会社です。主に未就学児用の玩具を扱っていますが、Peopleのマグネットブロック、ピタゴラスはとても人気があります。ラインナップはベーシックとワールド、スクールの3種類。また裏返しても反発しない特殊な磁石、高精度異方性磁石を使用することでお子様でも遊びやすくなっていますよ。
guide craft(ガイドクラフト)
磁力が強めでトイザらスでも人気
ガイドクラフトはアメリカの遊具メーカーになります。日本では主にトイザらスで購入が可能。特徴は磁力が強く、棒状のブロックもくっつくところです。プレートとフレームタイプがありますが、フレームだと棒状やバツの形のブロックがあり誤飲の可能性があります。小さいお子様には、プレートタイプをチョイスするのが正解ですよ。
KitWell(キットウェル)
国産で最高品質のプラスチックを使用
キットウェルのマグネットブロックは、ステンドグラスのようなきれいな色が特徴的です。安全性の高いプラスチックを使用し、保育施設などでも広く使用されています。アメリカやヨーロッパの玩具試験に半年に一度繰り返し合格していることからも、安全性の高さがうかがえますね。
hannablock(ハンナブロック)
磁力が2種類から選べる
ハンナブロックのメリットは磁力が選べるところです。磁石マークの付いた磁力強化版と書かれたものと、そうでないものをお好みで選んで下さい。また窓パーツが可愛いパステルカラーのものもあります。箱もピンクで可愛らしいので、プレゼントにも最適ですよ。
西松屋
少量パックなので好きな数を買える
ベビー用品などを扱う西松屋でも三角と四角で2種類のマグネットブロックが販売されています。マグフォーマーなどとも互換性がありコスパもいいですよ。ただし実店舗のみの販売となっています。似たようなものをお探しの方は、マグブロックの8個入りのものがよいでしょう。
マグネットブロックの作品例
観覧車ならマスコットを乗せて回すのも楽しい
実際に回すことのできる観覧車は作る過程も楽しいですし、その後に遊べるのも楽しいですね。手持ちのおもちゃと合わせることで、さらに想像力が膨らみます。完成後は、崩さずにずっと飾っておきたくなる可愛さです。
タイヤ付きの走る車は小さなお子様にも大人気
男女問わず、乗りもののおもちゃは人気アイテムのひとつです。その乗りものを自分で作ることができれば、さらに愛着も沸きますね。カラフルなマグネットブロックなら、様々な色のブロックで遊べて色彩感覚も養われます。
おすすめ&人気のマグネットブロックランキング
大容量でおすすめのマグネットブロック
ボーネルンド-マグフォーマー クリエイティブセット 90ピース(19,800円)
マグフォーマーで最大のピース数
マグフォーマーは磁力が強く壊れにくいので、高く積み上げても形が崩れにくいのが特徴です。セット内容としては基本の三角や四角に比べて、円や扇型がやや多めです。丸みのあるバラエティー豊かな作品が作れますよ。
正規品であるマグフォーマーは、少しお値段が高めなのがネックです。しかし、その分しっかり接着されていて、さらにバリのない滑らかな表面となっているのが最大のメリットです。安心の品質なので、プレゼントにも喜ばれますよ。
HannaBlock-マグネットブロック5.6cm 121ピース (4,830円)
窓パーツがお城作りにぴったり
マカロン色が可愛いマグネットブロックです。窓と壁パーツは非磁性で、四角パーツに取り付けて使用します。お城を作るなら窓を四角パーツにはめて、また観覧車を作るなら四角パーツのみでと使い分けて遊べますよ。
ハンナブロックはコスパにも優れているので、気軽に買い足しできますよ。ただマカロン色は四角の一辺が一般的な5.5cmなのに対して、普通カラーのハンナブロックは6.5cm。追加購入の際はサイズも確認してくださいね。
MAGKING-マグネットブロック 200ピース (7,380円)
一度にたくさん作れる
兄弟がいる、または小学校高学年だとたくさん入ったセットがおすすめ。ひとつずつ崩さなくても、同時に何個も作ることができますよ。作ったものを飾っておきたい時にも、大容量なマグネットブロックがおすすめです。
付属のガイドブックには、作り方と作例が50種類も掲載されています。磁力も4400ガウスと強力なので、大きな作品も作りやすいです。またピース数が多いので、色分けしたりグラデーションにしてみたりして作るのも楽しいですよ。
安全面でおすすめのマグネットブロック
People-1歳の知育ピタゴラス (3,494円)
初めての知育玩具におすすめ
キューブもプレートも入ったセットなら、こちらがおすすめ。パーツ数は20ピースと多すぎないので、1歳児にはちょうどいいです。ピタゴラス同士で互換性があるので徐々に増やすのもいいですね。ピタゴラスの入門編としてぴったりですよ。
また、ピタゴラスは接着や超音波溶着をした後にネジやハトメで固定するダブル安全機構となっています。壊れにくいので、磁石が飛び出しにくく安全です。磁力も弱めになっているので、小さなお子様にも扱いやすいですよ。
KitWell-マグビルド 70ピース (7,999円)
光の反射が素敵
透明感のある美しい輝きでおすすめのマグビルドのブロックです。丸々バージョンアップしたデザインは、ダイヤモンドカットでさらに輝きが倍増。窓際で遊んだり、作品の中にライトを入れてみたりしても、影がとてもきれいで幻想的ですよ。
ブロックは丈夫で頑丈な箱に入っているので、そのまま収納ボックスとして使用できます。ジャストサイズの箱にきれいに収納できるので、後片付けまで楽しいですよ。デザインも可愛いので、リボンをかけてプレゼントにもおすすめです。
ロボットプラザ-マグネットブロック 32ピース (4,480円)
大きめのパーツで誤飲しにくい
ポコポコとした王冠のような可愛い箱に入ったマグネットブロックです。パーツの種類は3種類。カラフルな曲線パーツも使って立体のものを作ることで、空間認識能力や色彩感覚も養えます。大きめ磁石でしっかりくっつきますよ。
他にも似たようなものがありますが、球体パーツの直径が3cmから3.5cmのものが多いです。対してこちらは4.5cmと大きめなところがポイントです。直線パーツも7cmと大きいので、舐めても誤飲しにくくておすすめですよ。
付属パーツが多くておすすめのマグネットブロック
ボーネルンド-マグフォーマー シティビルダーセット (8,800円)
大人気のはたらく車シリーズ
マグフォーマーの中でもごっこ遊びをしたいなら、このイマジネーションシリーズがおすすめ。はたらく車シリーズは作る物に合わせ2から3種類の少なめのカラーなので、よりリアルに作れます。パーツを組み替えることで、ショベルカーやブルドーザーなどが作れますよ。
人形や窓パーツもついているのでもちろんこれだけでも楽しめますが、全3種類のはたらく車シリーズを組み合わせても楽しめます。長さや角度を変えられるパーツでイメージも膨らみますね。また、他のシリーズを合わせると一気にカラーバリエーションが増えてさらに遊びが広がりますよ。
ロボットプラザ-マグネットブロック 72ピース (4,980円)
自由にコースを組み替えられる
色鮮やかな透明パーツが美しいマグネットブロックです。さらにカラフルな英字カードが賑やかですね。英単語や数字カード、プラスやイコールなどの記号もついているので、クルクル回して遊ぶうちに知育もできますよ。
最初はコースを作るのが難しくても、四角パーツが25個も付いているので平面遊びからでも大丈夫。徐々に難易度を上げてコースターを作ることができます。ボールが6個も付いているのでリズムよくボールを転がすことができますよ。
AOMIKS-マグネットブロック 森の動物68ピース (4,580円)
動物の表情が可愛い
落ち着いたアースカラーが特徴のマグネットブロックです。動物たちの表情がなんともいえず可愛いですね。三角や四角で胴体をお好みに作ったら、前足と後ろ足を付けることで様々なポーズをした動物たちの出来上がりです。
一番のおすすめポイントはフォトフレームパーツが付いているところです。お気に入りの写真を入れて足を付けたら動物になりきれますよ。動物たちに混じってごっこ遊びをするのもいいですし、並べて飾っておくのもとても可愛いらしいですね。
GuiedCraft-パワークリックス 48ピース(7,299円)
他にない形が特徴的
他のマグネットブロックと一番の違いはその形状です。棒状の先端部分でくっつくことができるので、磁力はとても強いです。ケーキを作ってろうそくを立てる、ということもできますね。バツのパーツはヘリコプターのプロペラなどにも役立ちますよ。
少し変わっているのは長方形もそうですが、他ではあまり見ない形の平行四辺形のパーツもあります。頭を使いますが、工夫次第で様々な面白い物が作れますよ。対象年齢は4歳からですが、大人も一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。
People-ピタゴラス ボールコースターサウンド (5,997円)
音遊びも楽しめる
ピタゴラスシリーズで一番種類の多いBASICには、10種のラインナップがあります。その中でも音の鳴るブロックだと、このボールコースターサウンドがおすすめです。シロフォンの美しい音色に、何度でも遊びたくなりますよ。
対象年齢は1歳半からとなっています。サウンドパーツのみでも、コースターパーツを2つ3つ組み合わせても楽しむことができます。ボールの転がる角度が90度変わるパーツや、ビーズシーソーなどで視覚や音感を刺激して好奇心を引き出しますよ。
マグネットブロックで遊ぶときの注意点
パーツの破損は誤飲事故に繋がる
マグネットブロックに内蔵されているネオジム磁石は思わぬ事故を引き起こすことがあります。破損したブロックから飛び出した複数個の磁石を誤飲してしまい、磁力で消化管内に留まってしまうというものです。このような事故を防ぐためにも、定期的にブロックが破損していないか点検するようにしてくださいね。
まとめ
年齢に合った安全なマグネットブロックを
小さなお子様は特に、安全面に気をつけたいですね。ST基準や安全なABS樹脂などにこだわって選んでみましょう。さらにチャイルドマウスに入らない4cm以上のブロックを選ぶのがポイントですよ。また小学校高学年くらいになってくると磁力の強いものの方が大きな作品を作ることができます。年齢に合ったブロックで、楽しく安全に遊んで下さいね。