紅茶をおいしく淹れるのは、少し難しいと感じることはありませんか。そんな人におすすめしたいのが、ティープレスです。一台で蒸らしと抽出ができ、手軽に美味しい紅茶を楽しめますよ。おしゃれなデザインが豊富なティープレスの、おすすめ商品をランキング化しました。アウトドアで使えるティープレスや、コーヒーと兼用できるティープレスもランクイン。選び方や使い方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ティープレスとは?
コーヒー用のフレンチプレスを紅茶専用に改良した道具
コーヒーを抽出する器具の、フレンチプレスが元になって作られたのがティープレス。茶こしなどの道具を使わず、ティープレスひとつで紅茶が作れるのが特徴です。ガラス容器で作られているものが多く、茶葉が抽出される様子を見て楽しむこともできます。
ティープレスとコーヒープレスの違い
プレスするフィルターが異なる
コーヒープレスのフィルターは、プレス後も抽出し続けるよう、コーヒー液に粉が浸ったままになる構造です。一方の紅茶は、抽出後も茶葉が抽出液に浸ったままでは、渋みが増して風味が劣る原因に。ティープレスのフィルターは、渋みが出るのを防ぐために、茶葉が抽出液に触れないよう閉じ込められる工夫がされています。
ティープレスの仕組み
蒸らした茶葉をフィルター付きの蓋でプレスして抽出する
筒形の容器に茶葉をプレスするために使うフィルターと、ポンプのような上下に動かせる器具が付いています。容器に茶葉とお湯を入れて抽出したら、ポンプで茶葉を容器の底に閉じ込める仕組み。ほかの道具を使わず、手軽に紅茶を楽しめます。
ティープレスの選び方
容量で選ぶ
2杯分なら300ml
ティーカップ1杯分は、150cc程度です。二人分を作るのはもちろん、マグカップを使って、一人でたっぷりの量を楽しみたい人におすすめですよ。300ml程度の少人数分が淹れられるティープレスは、筒型のコンパクトなものが多くラインナップされています。収納場所も取らないので、キッチンスペースが広くない人にも使いやすいですよ。
3杯より多いなら600ml以上
人が集まるときや、家族みんなで紅茶を楽しむ場合におすすめ。容量が大きいティープレスは、1人分のお湯の量がひと目でわかるよう、メモリが付いたタイプもあります。紅茶は、お湯をきっちり計量することが大切。一度に多くの紅茶を淹れるときには便利です。ティープレスの形も、筒形ものからポット型まで幅広い種類から選べます。
形で選ぶ
コンパクトに置くなら筒型
ティープレスの、オーソドックスなタイプが筒形です。テーブルに置いていても、雰囲気を邪魔しない、シンプルな形が魅力。筒形は幅を取らないので、隙間収納も可能ですよ。フタと取っ手のデザインによって、雰囲気も変わります。ウッドは、あたたかみのある印象に、シルバーはスタイリッシュな印象になりますよ。持っているカップや、家具の雰囲気に合わせて選ぶのもおすすめです。
おしゃれな見た目ならポット型
紅茶をイメージするとき、ティーポットを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。ティーポットのように丸みのあるティープレスは、おしゃれで可愛らしい印象を与えてくれます。ポット型のティープレスは、ティーカップと並べて置いても映えるデザインが特徴のひとつ。ティータイムを、目でも楽しみたい人におすすめの形です。
素材で選ぶ
外にも持って行ける丈夫なステンレス製
おいしい紅茶を、外出先やアウトドアでも楽しみたい人におすすめのティープレスが、ステンレス製です。ステンレスは、アウトドア製品にも多く取り扱われている素材。錆びにくく、衝撃に強いほかに耐熱性もあるので外でも安心して使用できます。自宅や外など、好きな場所で使えるのが、ステンレス製ティープレスの良いところです。
様々な茶葉が楽しめる匂い移りがしないガラス製
ガラス製のティープレスは、本体に耐熱性のガラスを使っているものが主流です。初めてティープレスを使う人は、ガラス製のものを選ぶのがおすすめですよ。ガラス製は、におい移りや色移りしにくいのが特徴。透明なガラスから、茶葉が広がって抽出されていく工程が見られるのも、楽しみのひとつです。ゆっくりと動く茶葉を、見ているだけで癒やされそうですね。
ティープレスのおすすめブランド・メーカー
BODUM(ボダム)
デザインと機能性が高い
コーヒーやティー関連のアイテムを中心に、キッチンアイテムを展開しているデンマーク生まれのメーカーです。BODUMティープレスは、英国紅茶協会のためにデザインされたもの。美しいフォルムと、高い機能性のあるティープレスが揃っています。
HARIO(ハリオ)
耐熱ガラス製の商品が豊富
耐熱ガラスで有名なハリオからも、ティープレスが販売されています。ガラスとシルバーを基調としたデザインは、シンプルかつスタイリッシュな印象。シンプルなデザインが好きな人に、おすすめのメーカーです。
ニトリ
リーズナブルな価格がうれしい
生活用品一式が、コスパ良く揃えられるニトリ。ティープレスもリーズナブルに手に入れられます。ティープレスを試したい人や、価格を抑えつつ、機能面にもこだわって探したい人にもおすすめのメーカーです。
DAISO(ダイソー)
商品のラインナップが豊富
ダイソーには、ティー&コーヒープレスという商品名で販売されている、ティープレスがあります。100円ではなくダイソーの中では高額アイテムですが、それでもお手頃価格で手に入るのはうれしいですよね。コスパを抑えたティープレスを探している人におすすめです。
無印良品
シンプルなデザインが魅力
無印良品では、ティーコーヒープレスという商品名で販売されていました。しかし、残念ながら販売終了となってしまい、現在取り扱いはありません。無印良品のテイストに合わせるなら、シンプルなデザインのティープレスを選んでみるといいですよ。
おすすめ&人気のティープレスランキング
おしゃれでおすすめのティープレス
BODUM-ASSAM 1812-01(3,997円)
シンプルで飽きのこないデザイン
緑茶やフルーツティーなど、茶葉を選ばず楽しめるティープレスです。蒸らしたあとプレスしたら、茶葉と抽出液が触れない構造が特徴。ベストなおいしさを、キープしたまま楽しめますよ。500mlと1000mlの2種類展開しているので、使い勝手に合わせて選べます。
シンプルな、丸みのある柔らかなデザインがおしゃれ。機能性が高く、人を選ばないデザインなので、紅茶好きな人へのプレゼントとしても良いでしょう。シンプルなデザインが好きな人や、初めてのティープレスとしてもおすすめです。
HARIO-ティープレスウッド(3,984円)
ナチュラルなデザインがおしゃれ
フタにオリーブウッドを使用した、ティープレス。取っ手もガラスになっているので、ウッドが際立ち、スッキリとした印象です。無印良品など、ナチュラルテイストのデザインが好きな人に、おすすめのティープレスです。
容量は600mlあり、約4杯分を一度に抽出できますよ。普段のティータイムのほかに、来客時にも使い勝手がいいサイズです。シンプルな構造なので、洗いやすく手入れがしやすいところも、おすすめポイントです。
パール金属-ブレイクタイムティープレスHB-551(1,195円)
ブラックとシルバーの組み合わせがクール
フタと取っ手は、ラバー塗装されているため、しっかりと掴んで持てます。注ぐときに安定感があると安心できますよね。フィルターも細かく分解でき、隅々まで洗えるので清潔に保てますよ。容器には、お湯の量がひと目で分かるよう、メモリ付が付いていて便利です。
容量は350mlなので、ティーカップ2杯分が作れます。1人でも使い勝手のいい大きさがうれしいですね。クールな印象があるデザインなので、ブルックリンテイストや、モダンテイストが好きな人に、おすすめのティープレスです。
Leonardo-ティーサーバー25512(7,800円)
ドイツのガラスメーカーが作ったティープレス
一般的なティープレスは抽出後、下にプレスしますが、こちらは上に引き上げるタイプ。抽出液に、茶葉が影響しにくい構造になっています。シンプルでスタイリッシュなデザインは、シーンを選ばず使えますよ。
容量は、800mlとたっぷり。来客数が多いときにも、余裕をもって提供できます。一度に、たくさんの人数分の紅茶を用意するシーンが多い人におすすめ。500mlのタイプもあるので、用途に合わせて使い分けることもできますよ。
アウトドアにも使えるおすすめのティープレス
BODUM-TRAVEL PRESS SET K11067-XY(4,950円)
持ち運びやすいタンブラータイプ
アウトドアシーンや職場、外出先でも便利に使えるタンブラータイプのティープレスです。お湯と茶葉があれば、どこでも気軽に淹れたての紅茶が飲めるのはうれしいですよね。手軽に持ち運びたい人におすすめです。
タンブラー本体は、保温保冷効果に優れた二重構造のステンレススチールを採用。フタを付け替えると、テイクアウト用タンブラーとしても使えます。ティープレスとしても、タンブラーとしても使える便利さが魅力です。
YOOVEE-フレンチプレス(2,980円)
軽量で持ち運びも簡単
わずか250gと軽量なうえに、高さも約14cmとコンパクト設計。約2杯分の紅茶が、一度に淹れられますよ。自宅でも使えますが、丈夫なステンレス製なので、アウトドアシーンでも活躍してくれるティープレスです。
本体は二重断熱壁になっているので、中は温かさをキープし外側へ熱が影響しない作り。保温保冷効果として、約1時間はキープしてくれますよ。紅茶の場合は、保温したままにしておくと、渋みが出る原因に。抽出後は、茶葉を取り出しておくといいですよ。
あおぞら- Tea Press(748円)
手軽に使えるティープレス
茶葉をセットしたら、ティーカップに直接入れてプレスできる、便利なティープレスです。アウトドアはもちろん、オフィスや自宅でも手軽に紅茶を楽しめますよ。気軽にどこでも使えるティープレスを考えているなら、まずはこちらで試してみるのもおすすめです。
網になった部分に茶葉を入れてフタをするだけなので、抽出後のお手入れも簡単に済ませられますよ。茶葉のほかにも、ティーバッグを入れて抽出することもできます。1杯分をおいしく淹れたい人にもおすすめです。
KINTO-CAFEPRESS(1,650円)
1杯分をおいしく淹れられる
カップに、ブランジャーとフタがセットになっているので、まとめて持ち運べますよ。カップにお湯と茶葉を入れたらフタをして蒸らします。フタを取りブランジャーで押し込むと、ブランジャーがカップと一体化。そのまま飲めるので、まわりを汚さないところがポイントです。
マグカップは樹脂製で、断熱二重構造。保温効果があり、中身が熱くてもきちんと持てます。紅茶以外に、ハーブティーなども楽しめるのはうれしいですね。自宅以外の場所でも、おいしく紅茶を飲みたい人におすすめです。
snow peak-チタンカフェプレス3カップCS-111(5,580円)
本体は直火にかけられる
アウトドアメーカーsnow peakのカフェプレスです。コーヒー用のプレスではありますが、紅茶でも利用できますよ。本体は直火にかけられるので、ほかの道具を使ってお湯を沸かす手間が省けます。コンパクトに持ち運べる、アウトドア用品ならではの工夫ですね。
3カップとあるように、一度で3杯分の紅茶を淹れられます。自然のなかで飲む紅茶は、また一段と美味しく感じられるでしょう。アウトドアでも自宅でも、活躍してくれるティープレスを探している人におすすめです。
コーヒーと兼用可能なおすすめのティープレス
HARIO-ハリオールブライトJコーヒー&ティープレスTHJ-4-HSV (2,882円)
お茶の種類を選ばず使える
天然素材を使って国内工場で生産された、HARIOの耐熱ガラスが使われているティープレス。シルバーのデザインがエレガントな雰囲気で、ティータイムにぴったり。持ち手は、猫の尻尾のように優雅な形になっているのが可愛らしいですよね。
ガラス以外はステンレスで作られているので、水にも強く丈夫な作り。食洗器にも対応しているので、手入れも楽に済ませられますよ。容量は600mlあるので、人が集まったときにも重宝します。デザイン性のあるティープレスを探している人におすすめです。
ニトリ-フレンチプレスRウェーブ(999円)
コスパの良さが魅力
初めてティープレスを使う人にも、手に取りやすい価格が魅力。この価格で、紅茶だけでなくコーヒーにも使えるのがうれしいですよね。コスパだけでなく、機能性も重視したい人におすすめのティープレスです。
フィルター部分は分解できるので、細かい部分までしっかりと洗えて清潔に保てます。シンプルな構造とデザインなので、シーンを選ばず使えますよ。容量も600mlあり、マグカップでたっぷりの量を楽しみたい人にもおすすめです。
ヨシカワ-コーヒープレス&ティーサーバーSJ3306(3,080円)
5人分まで対応できる
フタと本体にゴールドが使われ、持ち手がブラックの高級感あるティープレスです。ティーカップと一緒にテーブルに置いても、絵になるデザインが魅力的。アンティーク風が好きな人におすすめのティープレスです。
本体には、お湯の量を示してくれるメモリが付いているので、初心者でも迷うことなく調整できますよ。紅茶以外にも、緑茶やウーロン茶と種類を選ばず楽しめるのがポイント。お茶全般が好きな人にもおすすめです。
Stelton-PressCoffeeMaker811(12,980円)
モダンなデザイン
適温をキープしてくれる、保温性に優れた二重壁構造を採用しています。側面にある黒いボタンを押すと、内側の容器を取り出して洗えますよ。食洗器にも対応しているので、洗い物を簡単に済ませられるのが嬉しいですね。毎日使うなら、手入れのしやすさも重要です。
保温性があるので、パーティーなどのシーンでも活躍してくれそうですね。保温する場合は、ティーバッグを使って抽出後取り出しておくと、風味が劣らず楽しめますよ。高いデザイン性ながら、機能面も充実しているティープレスです。
POLIVIAR-フレンチプレス(3,899円)
木目調の取っ手がおしゃれ
くすみカラーと、チーク材を使った取っ手が目を引くティープレスです。持ち手は、手に馴染みやすいよう、人間工学に基づいて設計されています。紅茶のほかにも、中国茶などにも対応していますよ。いろいろな茶葉が楽しめるのは、お茶好きにはうれしいですね。
ステンレスで作られているので、錆びにくく耐久性があります。保温性が高く、お湯を入れても外側は熱くならないため、安心して使えますよ。キッチンに出したままでも、インテリアとして馴染んでくれるティープレスです。
ティープレスの使い方
ティープレスとカップにお湯を注ぎ温める
温度変化をなくすために、あらかじめティープレスとカップを温めておきましょう。適温で作った紅茶を冷えたカップに入れると、温度が下がってしまう原因に。紅茶に使うお湯の温度は、100℃が望ましいです。ボコボコと泡が出るまで沸騰させましょう。沸騰したお湯は、すぐに茶葉に注いで使います。沸騰するタイミングに合うよう、あらかじめカップとティープレスを温めておくとスムーズに淹れられますよ。
茶葉とお湯を入れたらフィルターを下げずに蒸らす
温めておいたカップとティープレスのお湯を捨て、茶葉と沸騰させたお湯を入れます。お湯を入れるときに、高い位置から注いで空気を含ませることを、ジャンピングといいます。ジャンピングさせると、茶葉の成分が出やすくなりますよ。お湯が跳ねるので、やけどには気を付けてくださいね。お湯を入れ終わったら、すぐにティープレスのフタを閉めて蒸らします。フタをするときは、フィルターが下がっていないことを確認しましょう。
蒸らしが終了したらゆっくりとフィルターを下げる
茶葉同士の摩擦をなるべく減らすためにも、ゆっくりとフィルターを下げることがポイントです。ティープレスを使う場合は、最後までしっかりと下げ切りましょう。コーヒーと兼用できるティープレスを使う場合は、最後まで下げ切ってしまうと茶葉が押しつぶされてしまい、雑味の原因に。コーヒーと兼用できるティープレスを使うときは、フィルターと茶葉に少し隙間を作るように押し下げると良いですよ。
まとめ
手軽においしい紅茶を飲むならティープレスがおすすめ
ティープレスなら、紅茶初心者でも手軽に美味しい紅茶が楽しめます。容量が決まれば、あとは好きなデザインのティープレスを探してみるといいですよ。ランキングを参考に、お気に入りのティープレスを見つけてくださいね。