大切な車の洗車は、定期的に行いたいものですよね。しかし、洗車後の拭き上げ作業はなかなか大変。効率よく拭き上げをしたいときに便利なのが、洗車用ブロワーです。洗車用ブロワーは、人工的に風を起こして車体の水滴を吹き飛ばしてくれます。便利な洗車用ブロワーを、ランキングで紹介。静音タイプやコスパの良いブロワーがランクインしていますよ。気になる選び方や使い方についても解説します。
洗車用ブロワーとは？
洗車後の拭き上げに使う送風機
ブロワーは、手軽に強力な風を起こせる機械です。洗車後に車体を拭き上げるのは、時間と労力がいりますよね。ブロワーの風量を活かして、洗車後の水滴吹き飛ばすのに使えます。拭き上げが楽になり時短にもつながるため、持っておくと便利。洗車のときだけでなく、落ち葉や木くずの清掃、キャンプの火おこしなどにも使えるアイテムです。
洗車用ブロワーのメリット
手の届きにくい場所の水滴も簡単に取り除ける
ルーフやミラー付近、タイヤホイールなどの細かい場所の水滴をきれいに拭き上げるのは大変。そんなときに活躍してくれるのが、ブロワーです。手の届かない場所にも風を送り込んで、水滴を吹き飛ばしてくれます。
車体への接触が減るので傷が付きにくい
車体をクロスで拭き取ると、ゴミやホコリで細かな傷が付いてしまう場合も。ブロワーは風を当てて作業をするので、余計な接触を減らせます。拭きむらも防げるので、仕上がりが一段と綺麗になりますよ。
洗車用ブロワーのデメリット
本体購入のほかに電源コストがかかる
本体を購入しただけでは、ブロワーは使えません。電源を使って動かすため、電気代がかかります。電気代のほかに、充電式のブロワーはバッテリーと充電器の別途購入が必要。バッテリーや充電器もセットにして販売している場合があるので、セット品を選ぶのもおすすめです。
作業音が大きいので近所迷惑になる場合がある
ブロワーはモーターで風を起こすため、どうしても使用中の音が大きくなります。環境や時間帯に配慮して使うことを心がけましょう。静音タイプのブロワーや、風量調節機能が付いたブロワーなら状況に合わせて使いやすくなりますよ。
洗車用ブロワーの種類
手持ちタイプ
片手で扱えるので体の負担も軽減される
重量と大きさを抑えたコンパクトサイズなので、扱いやすいのが特徴。小回りもきくので、初めて洗車用のブロワーを購入するのにおすすめです。背負いタイプに比べると風量は劣りますが、水を吹き飛ばすには十分な力があるので安心して使えますよ。
手持ちタイプは、一般家庭でも使いやすいものから、プロが使うものまで幅広く揃っています。選べる種類が豊富にあるのはうれしいですよね。また、手持ちタイプには静音性を重視した商品も揃っています。収納場所を取りすぎないコンパクトさも魅力です。
背負いタイプ
サイズが大きくパワーがあるので作業効率が上がる
背負いタイプは、リュックを背負うような格好で作業できるのが特徴です。手持ちタイプに比べると大きさと重さがありますが、背負うことで長時間の作業も快適に行えますよ。広範囲の作業に適しているので、大型車の洗車におすすめです。
背負いタイプは、業務用として取り扱われることが多いです。洗車だけでなく、庭の手入れや、簡単な除雪などにも対応できるパワーを備えています。そのため、本格的なブロワーを揃えたいと考えている人に適していますよ。手持ちタイプに比べると本体のサイズが大きいので、収納場所をあらかじめ確保しておくと安心です。
洗車用ブロワーの選び方
電源タイプで選ぶ
安定して使えるAC電源式
AC電源式は、コンセントを使用して電源を確保します。本体に電源バッテリーを装着しない分、コンパクトで軽量な作りが特徴です。商品によっては、コードの長さが足りない場合があるので、予備の延長コードを用意しておくと良いですよ。安定したパワーで使えて、充電切れの心配をせず、集中して拭き上げ作業をしたい人におすすめです。
場所を選ばないコードレス式
バッテリーを充電し、本体に取り付けることで電源のない場所でも作業ができるのが、コードレス式の特徴です。コードの長さや、コードの取り扱いを気にせず使えますよ。バッテリーによって連続使用時間が限られているので、長時間作業する場合は予備のバッテリーを準備しておくと安心。電源の制限なく、自由に洗車作業をしたい人におすすめです。
燃料を使って動かす強力なエンジン式
エンジン式のブロワーは、車やバイクのようにガソリンを使って動かします。電気を使って動かすブロワーよりも、強力なパワーがあるのが特徴です。燃料が入る分、本体の重量が重くなる傾向があります。エンジン式は背負いタイプになっていることが多いので、重さがあっても負担を減らして作業ができますよ。強力なパワーがあるので、洗車以外の用途でも使う人におすすめです。
風量で選ぶ
洗車をメインに使うなら風量が大きいものを
風量は、ブロワーから出る空気の量です。製品スペックでは、m3/minまたはm3/hで表示されます。風速の数値が高いほど、広範囲の水を一度にたくさん吹き飛ばせますよ。効率よく拭き上げ作業を行うためにも、チェックしておきたい部分です。洗車後の吹き飛ばしをメインに使う場合は、風量の数値が高いものを選ぶのがおすすめですよ。
洗車以外の用途でも使うなら風速が大きいものを
風速は、ブロワーから出る空気のスピードを表します。風速の単位は、m/sです。風速が大きいほど、重さのある物を吹き飛ばす力が強くなります。洗車後の吹き飛ばし以外に、雨の降った後の落ち葉の掃除などにも使いたいときにおすすめです。また、車体にコーティングをしていない場合、水を弾かないため吹き飛ばしにくい傾向があります。風速があれば水が吹き飛びやすくなるので、コーティングをしていない車体にブロワーを使いたい人にもおすすめです。
機能で選ぶ
近隣へ音の配慮をするなら風量調節機能付き
デメリットで上げたように、ブロワーは使用時に大きい音が出てしまいます。使用時間に配慮するとともに、風量調節機能がついたブロワーを選ぶのがおすすめです。風量を加減することで、音も軽減できますよ。高速と低速の2段階調整できるものから、細かな調整ができるものまで揃っているので、音が気になる人はチェックしておくと安心です。
集じん機能付きなら車内の掃除にも使える
洗車用に使えるブロワーには、風を送り出すことに特化したものと、送風と吸引ができるものがあります。集じん機能付きブロワーは、洗車後の拭き上げと車内のほこり取りを同時に行いたい人におすすめ。ブロワー本体に、付属のダストバッグとブロワーのノズルを取り付けて使えます。わざわざ掃除機を準備しなくても、集じん機能がついたブロワーひとつで作業が完結するので、あると便利な機能です。
洗車用ブロワーのおすすめブランド・メーカー
makita(マキタ)
品質の高さが魅力
国内シェア率が60%と高い実績を持つ、総合電動工具を扱うメーカーです。耐久性のある高品質な商品が揃っています。充電式で軽量のブロワーを多く取り扱っていますよ。工具によっては、電圧が同じであればバッテリーを使いまわせる工夫がされているのも特徴です。
RYOBI(リョービ)
リーズナブルで豊富なラインナップ
自動車向け部品の製造をメインにしているメーカーです。これまでの製造ノウハウを応用して、電動工具なども開発製造しています。ブロワーも、高い品質を誇りながらもリーズナブルな商品が揃っていますよ。
HiKOKI(ハイコーキ)
初心者からプロまで使える商品が豊富
日立工機というブランド名から、社名変更してHiKOKIとなっています。細かな部分までこだわって作られた製品は品質も高く、プロからも評価が高いメーカーです。高スペックのブロワーを探している人におすすめですよ。
KIMO
コスパの良さが魅力
ブロワーをはじめとした、さまざまな工具を販売している中国のメーカーです。KIMOのブロワーは、コスパの良さが特徴。機能面も充実しているので、コスパの良いブロワーを探している人におすすめです。
おすすめ＆人気の洗車用ブロワーランキング
充電式でおすすめの洗車用ブロワー
makita-充電式ブロワー UB185DZ(27,800円)
バッテリーと充電器がセットですぐに使える
従来の商品よりも、最大風量が約23％アップされています。風量が上がったことで、さらに吹き飛ばし作業も快適に行えますよ。本体のほかに、充電器とバッテリーも付属されているため、すぐに使えるのもうれしいですね。
全長が約51cmとコンパクト。風量は3段階に調整できるダイヤル式なので、片手でも簡単に操作できます。付属品のダストパックを使えば、集じんも可能。車内の掃除もまとめてできますよ。使い勝手の良い機能が揃っているので、初めてのブロワーとしておすすめです。
HiKOKI-コードレスブロワーRB36DA(XP)(40,789円)
エンジン式に匹敵する風量が魅力
軽量で小型ながら、エンジン式のブロワーに匹敵する風量を実現。短時間で、効率よく差が用できるのが魅力です。風量は、5段階に切り替え可能。ボタンを押して切り替えができ、ランプで風量がひと目で分かる工夫がされています。
ブロワー本体は、直線的なデザインでスリムな印象です。重量は蓄電池を装着した状態で3.5kgと軽量なため、作業がしやすいところも魅力。コンパクトながら、風量が強いブロワーを探している人におすすめです。
HiKOKI-コードレスブロワー 充電式 RB14DSL(NN)(11,848円)
集じん作業も可能なブロワー
握りやすいハンドルの形状で、作業も安定して行えます。ハンドル部分には、風速を無段階変速させることができるスイッチを搭載。用途や使う場所に合わせて、細かく調整できるのは便利ですよね。重量も1.5kgと軽量で扱いやすいのも魅力のブロワーです。
充電時間は約22分と短時間。充電を忘れていても洗車中にセットしておけば、すぐに使えて時間の無駄も減ります。また、別売りのダストバッグを取り付ければ、集じん作業も行えますよ。シンプルなデザインのブロワーを探している人におすすめです。
RYOBI-充電式ブロワーBBL-140681800A(23,430円)
軽量コンパクトで使いやすい
バッテリー装着時で、約1.8kgと女性でも扱いやすいブロワーです。全長も55cmとコンパクトに作られているので、細かい部分の作業もしやすいですよ。風量はHighとLowに切り替えできます。コンパクトな洗車用ブロワーを、探している人におすすめです。
充電パックと充電器が付属されているので、届いたらすぐに充電が始められますよ。本体には、移動するときや作業を中断するときに便利なベルトフックが付いています。腰にぶら下げたまま移動でき、使いときすぐに使えるのはうれしいですね。
アイリスオーヤマ-充電式ブロワー(9,100円)
楽な姿勢で作業できるロングノズルが魅力
持ち手の部分の角度を3段階に調整できる仕様。角度を変えることで、平行に風を当てられるよう工夫されています。タイヤホイールなどの低い位置も、かがまず作業できるため長時間の作業も楽に行えますよ。
風量は、6段階に調節できます。ダイヤル式なので、簡単に風量調整ができますよ。重量もバッテリーをつけた状態で1.8kgと軽量。付属のバッテリーは、アイリスオーヤマのコードレス工具シリーズと共通で使えます。アイリスオーヤマで、工具を揃えたい人にも適していますよ。
静音タイプでおすすめの洗車用ブロワー
makita-充電式ブロアMUB362DZ( 25,300円)
パワーはそのままに静音性に特化したブロワー
風きり音を低減するために3枚ファンを採用。また、吸音スポンジを搭載することで、さらに音を抑えられるよう工夫されています。音を低減しつつ、エンジン式に匹敵する風量と風速。パワーがありながら、静音性のあるブロワーを探している人におすすめです。
風量は6段階で調節可能。ダイヤル式なので、片手で簡単に風量調節ができますよ。持ち手の部分には、風量を手動で微調整できるトリガ変速スイッチがあります。仕上げの段階などで、活躍してくれるでしょう。こちらは本体のみの販売なので、充電器とバッテリーもあわせて購入してくださいね。
makita-充電式ブロワ MUB361DPG2(49,814円)
バッテリーと充電器付きがうれしい
ノズル部分が長く設計されたブロワーです。車体と一定の距離を取って、水の吹き飛ばしができますよ。騒音値は、AC電源機と同等まで抑えられています。スタイリッシュなデザインのブロワーを探している人におすすめです。
風量は、強弱の2段階に切り替えられます。ワンタッチボタン式なので、ストレスなく切り替えができますよ。また、バッテリー切れをランプで表示してくれます。作業中も電源の残量がひと目で確認できますよ。
VOLTAGA-充電式ブロワー(9,970円)
従来モデルより30％ノイズを低減
吸音やモーター防音を搭載し、作業時の騒音を抑えたブロワーです。長めのノズル設計なので、楽な姿勢で作業できるのも魅力ですよ。ノズルは、先端に行くほど細くなるデザイン。風を一点に集中させることで、風力が大きくなるように工夫されています。
ノズルは取り外しができるので、用途に合わせて調節して使えます。重量は約2.46kgと比較的軽く、扱いやすいのもうれしいですね。静音性がありながら、価格も抑えられているブロワーを探している人におすすめです。
コスパの良さでおすすめの洗車用ブロワー
RYOBI-電動ブロワーバキューム 697200A RESV-1000(9,580円)
グッドデザイン賞を受賞したブロワー
集じん機能が付いているので、車内の掃除もできるのが魅力です。また、枯れ葉の掃除にも適していますよ。洗車用ブロワーとしてのほかに、集じん作業にも使えるコスパの良いブロワーを探している人におすすめです。
電源は、AC電源タイプ。10mの延長コードも付属しているので、電源の確保ができれば安心して使えます。風量は2段階に調節できるので、場所に合わせて風量を変えて作業できますよ。全長は約90cmとコンパクトなので、女性でも扱いやすいのはうれしいですね。
KIMO-充電式ブロワーQM-4A6001 (13,980円)
吹き飛ばしと集じんができるブロワー
バッテリーと充電器のほかに、集じん用のダストバックにノズルがセットになったブロワーです。そのうえ、収納用バッグも付いています。道具をひとまとめにして収納できるので、パーツをなくすことも防げますよ。
無段階変速機能付きのブロワーなので、風量は握る加減で調整できます。細かな風量コントロールが指一本で可能なため、作業も快適に行えますよ。洗車以外の場面でも活躍してくれて、付属品や機能面も充実しているコスパの高いブロワーです。
MR Mrupoo-ハンディブロワ HY-1010(2,499円)
安定して使えるAC電源式
コードは、約1.5m確保されています。使う場所によって延長コードを取り入れれば、より快適に作業ができますよ。重量も1.93kgと女性でも扱いやすいのがうれしいですね。安定したパワーで、作業したい人におすすめのブロワーです。
集じん機能が付いているので、車内の簡単な清掃も可能。ダストバッグとノズルの取り付けも、差し込むだけと簡単です。スイッチには、指を離しても動き続けるストッパーが付き。長時間の作業でも手が疲れにくい工夫が施されています。
スナップフレッシュ-充電式ブロワhbb-cyj (7,990円)
延長ノズル付きがうれしいブロワー
延長ノズルをつけると最大87cmになるため、洗車後の作業も楽な姿勢で行えます。ノズルを外した本体は、約35cmとコンパクト。場所を取らずに収納できますよ。重量も約1.2kgと軽量で、扱いやすいのもうれしいですね。
風量は、低速と高速の2段階に調整可能。スイッチは持ち手の近くにあるので、片手で簡単に風速調整ができます。充電器とバッテリーも付属されているので、すぐに使えて便利。手軽に使える、コンパクトな洗車用ブロワーを探している人におすすめです。
洗車用ブロワーの使い方
洗車前にほこりを吹き飛ばす
車体への傷を防ぐためにも洗車前にブロワーを使って、ほこりやごみを吹き飛ばしておきましょう。特に、花粉や黄砂の時期などは忘れずに行いたい工程です。吹き飛ばすときは、車体の細かな隙間に砂やごみが入り込まないよう注意して使うといいですよ。事前にほこりを払っておくことで、カーシャンプーの泡立ちも良くなります。
車体の上から下に向かって使う
洗車後に水を吹き飛ばす際は、車体の上から下に向かって作業しましょう。下から水を吹き飛ばすと、地面の砂や石も一緒に舞い上げてしまう可能性があります。洗車したボディが汚れてしまうと残念ですよね。車体の上から吹き飛ばすと、きれいに下へ水が流れていきます。車体の下部分に使うときは、ブロワーを地面と平行にして風を当てると、地面の砂の舞い上がりを防げますよ。
まとめ
充電式の洗車用ブロワーがおすすめ
洗車後に使うブロワーは、小回りの利く充電式が使いやすくておすすめです。そこから、集じんや静音など、プラスしたい機能を合わせて選んでいくと良いですよ。ランキングを参考に、お気に入りの一台を見つけてくださいね。
