ベランダで洗濯物を干しても、風が強くて洗濯物がよれたり、急な雨でぬれて洗いなおしたりと大変ですよね。また、マンションなどの集合住宅だと、親しくない近隣の人と、ベランダ越しの距離しかない場合もあってストレスがたまることも。そこで今回は、ベランダカーテンをランキング形式で紹介します。おしゃれなベランダカーテンから、目隠しや雨除けに効果があるものまでを14点ピックアップ。素材や取り付け方に注目した選び方や、カーテンの種類についても解説するので、参考にしてくださいね。
ベランダカーテンの特徴
家の様子を見ることができないので防犯対策になる
色や柄が付いたものを使用すれば、外からの視線を遮ることができます。室内の様子が見られたり、洗濯物で家族構成が把握されたり、下着を見られたりもありません。手軽にできる防犯対策なので、一人暮らしをしている女性や年配の人におすすめです。
ほこりや花粉が洗濯物につくのを防げる
カーテンをベランダの高い位置から隙間がないように干すと、雨や花粉が洗濯物につくのを防げます。急な雨や雪、花粉やほこりがつかないようにできるので、せっかく干した洗濯物が洗い直しになりません。忙しくて余計な家事を増やしたくない人や、花粉症などのアレルギーがある人に向いています。
ベランダカーテンの種類
目隠しカーテン
色や柄付きで見られたくないものを隠せて外観をおしゃれにできる
柄や色があり透けていないので、家の中の様子を見られることがありません。外からの視線を遮断できるだけでなく、殺風景なベランダが、外国の家のようにおしゃれになるメリットもあります。プライベートを守りたい人や防犯対策をしたい人、外観をおしゃれにしたい人におすすめです。
サイズは小さいものから大きいものまでさまざま。ベランダの細々としたものだけを見られないようにするなら、柵を覆うだけの小さいサイズで十分です。防犯目的で部屋全体を隠すのか、ベランダの散らかり具合や洗濯物を隠すのか、目的に合わせて選びましょう。
雨除けカーテン
ビニールやポリエステルの素材で洗濯物を雨や雪から守れる
ビニールやポリエステルなど、水に強い素材でつくられたベランダカーテンです。水を弾いたり流したりするので、急な雨や雪から洗濯物を守れるのが特徴。洗い直しする手間を省きたい人、朝方洗濯物を外に干してから仕事に行く人などにおすすめです。
撥水加工が施されていたり、素材の織り方が工夫されていたりと、さまざまな種類があります。しかし、取り付け方によっては空間が生まれ、雨が入ってしまうことも。隙間が軒下に来るように、ベランダに合った設置方法ができるカーテンを選ぶと失敗しません。
ベランダカーテンの選び方
素材で選ぶ
雨除けなら防水効果があるビニール製
ビニール製のカーテンは、取り付け部の隙間から入ってくる以外の雨をしっかりと遮断します。1枚の大きく厚みがあるビニールなので、織られている生地と違い、隙間がありません。ほとんどの人が使ったことがある、透明なビニール傘を思いだしてください。穴でも開かない限り、丈夫で長く雨を弾くので、雨よけには最適なカーテンです。
風通しも考えるならメッシュ素材
メッシュは、網目に編まれた隙間がある素材です。隙間から風を通すので、冷たい空気や暖かい空気、汚れた空気がこもらず、新鮮な空気が常に流れているのが特徴。目が粗いものから細かいものまで幅広くあり、複数本の素材を編み込んだ雨除け効果があるベランダカーテンもありますよ。細かく編み込まれているので水を通さず、水滴より小さなたくさんの隙間から風を通します。
取り付け方で選ぶ
賃貸マンションのベランダなら突っ張り式カーテン
賃貸マンションなら、突っ張り式のオーニングカーテンがおすすめです。上の階のベランダが天井になって支柱を取り付けるので、しっかりと支えられます。穴などをあける必要がないため、賃貸でも引っ越し時のトラブルになりづらく、借りた時の状態で退去可能。また、物干し竿を利用しないため、洗濯物が多い家庭や、物干し竿が1本しかない家庭での使用にも向いています。
物干し竿に結ぶだけの簡単取り付けなら100円均一のものを使ってDIY
物干し竿に結ぶだけの簡単取り付けなら、100円均一のものを使ってDIYできますよ。必要なのは、運動会や行事で地面に敷くピクニックシートや、厚みがあるビニールシート、そして穴に通す紐だけ。シートの端を縫って物干し竿を通して使用したり、上下の端に穴をあけて紐を通し物干し竿に結んだりすれば、市販で売っているカーテンのようになります。簡単に作れ、手作りすれば安く済むので、ベランダカーテンを試してみたい人は、感じをつかむために作ってみてはいかがでしょうか。
サイズで選ぶ
洗濯物だけを隠すなら約150cm以下のベランダカーテン
洗濯物を隠すだけなら、小さいベランダカーテンで大丈夫です。家庭での洗濯物で長いのは、女性のワンピースや男性のズボン、そして布団カバーなどですよね。その中でも特に長いのは女性のワンピースですが、身長や顔のサイズを考えると、女性の肩から足首までの長さは大体130cm前後です。そのため、洗濯物を隠すだけなら150cm前後のベランダカーテンで問題ありません。
目隠しするなら部屋を隠せる約180cm以上のベランダカーテン
部屋を隠すなら、大きいサイズのベランダカーテンがおすすめですよ。窓の高さは大体180cm、幅は1枚で80から90cmです。高さが180cm以上あれば、物干し竿に縦に取り付ける方法でも、紐を結びつけて斜めに張る方法でも、部屋の大部分を隠せます。下の部分が少し外から見えますが、のぞき込もうとしない限りは、180cmでほぼ見えないでしょう。そのため、部屋を隠すなら180cm以上あるベランダカーテンかをチェックしてみてくださいね。
ベランダカーテンのおすすめブランド・メーカー
アイメディア
落ち着いた色合いで目隠しの効果がある
アイメディアのベランダカーテンは、色付きで目隠し用に適しています。全面メッシュ素材のものや、カーテンの一部にメッシュ素材を取り付けたものなので、通気性がよく、空気もこもりません。適度に風を和らげるので、植物の風よけにも使用できますよ。
昭和グラビア
ビニール製で圧迫感を感じない
派手な色や柄で圧迫感を感じたくない人は、昭和グラビアのベランダカーテンはいかがですか。透明なビニール素地なので、柄があってもカーテンの向こう側が透けて見えます。光は取り込みますが、UVを99%カットするので日焼けを防止したい人におすすめです。
カルム
色とりどりでおしゃれなカーテンが豊富
店先で使うようなおしゃれなベランダカーテンを探しているなら、カルムの突っ張り式オーニングカーテンが人気です。色や柄が種類豊富で、縦縞や無地など、おしゃれなものが数多くあるのが特徴。他ではあまり見ない赤やオレンジなどもあり、家の外観をおしゃれで魅力的に彩れます。
山善
様々な効果が期待できる万能カーテン
山善のベランダカーテンは、通気性に優れ、雨除けや日除け、紫外線カットの効果がある万能カーテンです。色や柄によって効果の度合いは違いますが、UVカット率と遮光率はどれも70%以上。家で過ごすことが多い、日焼けを気にする女性は要チェックです。
ニトリ
ニトリで日焼けするなら窓に貼るフィルムタイプ
ニトリのベランダカーテンは、確認できませんでした。しかし、日除けやUVカットに効果がある、窓に貼るフィルムを販売しています。おしゃれな柄がある目隠しタイプや、無地の日除けタイプなどがあり、ベランダがない部屋や、ベランダにカーテンを取り付けられない人などに、向いているのではないでしょうか。
おすすめ&人気のベランダカーテンランキング
おしゃれでおすすめのベランダカーテン
アイメディア-風を通す雨よけベランダカーテン (1,725円)
風を通しながらも日除けと雨除け効果がある
幅190長さ150cmのポリエステル素材ベランダカーテンです。色がついており、目隠し効果があると同時に雨除けの効果、中央についた目が細かいメッシュ部分は風も通す万能仕様。雨除けしたいけれど空気をこもらせたくない人は、検討してみてくださいね。
取り付け方は、上部が輪になっており、物干し竿に通すだけなので簡単です。物干し竿1本を使用してカーテンを吊るしたり、2本使用して幅広いテント状にしたりもできますよ。しかし、物干し竿が使えなくなってしまうので、物干し竿が2本取り付けられるベランダや、ベランダで洗濯物を干さない人に適しています。
ヨドコウ-物干し竿付き前幕付オーニング (10,800円)
まるでお店のような外観になる
幅187cmの突っ張り式カーテンで、オーニングカーテンとも言います。支柱の高さが2mから3mの間で調整できるので、ベランダに合わせて使用可能。奥行きも90から130cmの中で5段階に調整できるので、今までベランダカーテンで満足できなかった方もチェックしてみてくださいね。
無地3種類とストライプ模様1種類の、合計4種類から選べるのも嬉しいポイント。ストライプの柄ならカフェ風に、無地のブラウンなら和風の外観にも違和感なく合います。まるでお店のような見た目なので、カーテンの下にテーブルを置いて、ゆっくりとしたひと時を過ごすのも楽しそうですね。
サンロックインリビング-風が吹き抜けるサンシェード (5,500円)
無地と縦縞の組み合わせがおしゃれ
効果と見た目両方に優れた、幅190のサンシェードカーテンです。2枚のポリエステル素材をずらして重ね、作った隙間から風が通る仕様。無地と縦縞の組み合わせで色は4色展開なので、おしゃれなシェードカーテンを探している人に向いています。
サンシェードをつけると、最大20.1度の空間温度上昇を防げたという結果が出たのもすごいところ。日差しが強く40度近い真夏日でも、20度前後の涼しい中で過ごせるので、真夏に起こりやすい熱中症や脱水症状、脳梗塞や冷房病などの健康被害を避けられます。撥水加工もされているので、梅雨から秋の雨や台風の時期まで設置するのがおすすめです。
カルム-突っ張り式オーニング (8,019円)
8色展開で外観をおしゃれに彩る
長さ270cmのシェードカーテンで、縦にも横にも使える仕様です。撥水と紫外線カットの効果があり、つけた時の部屋の中の温度は外に比べて10度以上低いという結果が。梅雨の時期から夏の暑い時期の急な温度変化で体調を崩しやすい人、体調不良を起こしやすい年配の人は、検討してみてはいかがでしょうか。
色は、明るい色から濃い色まで8色展開です。色によって薄く線も入っていますが、素材によるものなので派手すぎず、隠れたおしゃれに見えます。少し変わった色合いを楽しみたい人や、今まで気に入ったシェードカーテンがない人はチェックしてみてください。
雨除けでおすすめのベランダカーテン
レック-雨よけシート (2,250円)
半透明でベランダに狭さを感じない
シンプルなデザインの幅180cmバンド付きビニールカーテンです。上部は薄く白掛かった半透明で、日は避けますがカーテンに光が反射するので、昼でも明るく過ごせるのが特徴。長い時間室内に人がいる、日光があまり入ってこないベランダでの使用におすすめです。
カーテンの下部は、目の粗いメッシュ状になっています。風通しがよく、カーテンの先の様子もわかるので、圧迫感を感じません。ベランダを広く見えるようにしたい人や、色物や柄物のベランダカーテンで圧迫感や閉塞感を感じた人に向いています。
山善-雨除けシェード (2,499円)
南国のボタニカル柄で夏をイメージ
水に強く水洗いも可能な、幅200cmの南国風雨除けシェードカーテンです。表面に撥水加工とポリウレタンコーティングを施しており、5段階で評価される撥水度試験では、4級という高い撥水効果が実証されました。急な雨や雪から洗濯物を守れるので、洗い直しの手間がありません。
撥水効果の他に、UVカット率や遮光率も約95%以上と、高い数値を誇るのも魅力的です。室内の温度も下がるので、冷房の温度を弱くでき、光熱費を抑えられますよ。梅雨の時期から夏を経て、秋の雨が多い時期まで、節約したい人は要チェックです。
昭和グラビア-透明間仕切りシート (1,940円)
雨だけでなく紫外線も99%カット
ビニール製の無色透明なベランダカーテンで幅が180cmあります。長さは90cmから360cmまで4サイズあり、目的に合わせて選択可能。ひもを通す穴が縦にも横にも30cm間隔であるので、ベランダの高さに合わせた向きで設置が可能です。
有害な紫外線を99%カットするほか、ビニール製で雨も通しません。透明なので、カーテンの向こう側の風景も見ることができ、部屋の明るさもそのままなのが嬉しいですね。日の光が入りにくい部屋や、閉塞感を感じたくない人に向いています。
目隠しでおすすめのベランダカーテン
アイメディア-ベランダの目隠しシート (1,430円)
散らかったベランダのごちゃごちゃ隠しに
部屋を隠すと暗くなるからベランダだけを隠したいというときは、目隠しシートはいかがでしょうか。焦げ茶色で視線を遮るのに最適な幅180cmで、桟などに紐でシートを巻き付ければ、散らかったベランダを隠せます。また、桟の隙間からの落下防止にも効果があり、ベランダにある小物や、小さい子供がおもちゃを落とすのを防ぎたい人におすすめです。
全面メッシュ素材で風通しが良いので、ベランダの植物も保護にも効果的ですよ。強すぎる風や日の光、熱などは、植物にストレスを与えるので、枯れさせたり弱らせたりとよくありません。細かく編まれたメッシュが風や日の光を和らげるので、ベランダで家庭菜園したい人は検討してみましょう。
ウィキャン-多用途日除けシート (2,948円)
つけ方が2種類選べて用途が多い
UVカット率86.7%の通気性が高い日除けシートで、タテヨコともに180cmあります。茶色と黒の素材を編み込んだ落ち着いた色合いなので、目隠しにも効果があるのが特徴。長さが90cmですが、複数枚使用すれば、ベランダから部屋の目隠しまで、幅広く使えます。
取り付け方は、穴にひもを通して結び付ける方法と、竿を通して結びつける方法が選べます。ベランダの柵に結び付けて落下防止や、物干し竿に通して日除けなど、用途に合わせて設置ができますよ。引っ越しの予定がある人や、取り付けたイメージがわかない人に向いています。
昭和グラビア-屋外間仕切りシート (4,500円)
木漏れ日の中にいるような気分を味わえる
日中室内で過ごすからカーテンで部屋が暗くなるのは困る、という人は、180cmのリーフ柄ビニール製ベランダカーテンはいかがでしょうか。透明なビニール素材の全面に葉っぱの柄が書かれているので、完全に遮光せず、適度に光を取り込んでくれますよ。まるで木漏れ日の中にいるような気分を味わえます。
目隠しのほかに、雨除けやUVカットなどの効果もあります。ビニール素材なので水をはじき、99%のUVカット率という高い効果が高ポイント。サイズがほかに2種類あり、ひもを通す穴が四方にあるので、さまざまな使い方ができます。
日除けでおすすめのベランダカーテン
コジット-晴雨兼用ベランダ遮熱カーテン (2,480円)
UVカット96%遮熱72%の効果がある
ポリエステル素材と、アルミの薄い膜を重ね合わせた幅200cmのカーテンです。UVカット率は約96%、遮熱率は約72%もあるので、日焼けしたくない女性は気になるのではないでしょうか。熱中症対策をしたいけれど冷房の風が苦手な人、日焼け予防をしたい人におすすめです。
取り付けは、物干し竿に通すだけの簡単仕様。左右にひもがついているので、日差しが弱くて肌寒いときにはカーテンを束ねて熱を遮りません。気温の差が体に影響を及ぼしやすい年配の人や、体が弱い人がいる家庭での使用に向いています。
カルム-おしゃれなオーニングテント (12,980円)
ベランダでの過ごし方が変わる
支柱と一緒になった突っ張り式オーニングカーテンで、テント幅は186cmあります。支柱の高さは235cmから315cmと大きめですが、ハンドル一つでカーテンの長さを調整できるので、ベランダに合わせて設置が可能。時間や天気によって光の強さを調整できるので、家で過ごすことが多い人に適しています。
雨除け効果と、日除け効果があるのも嬉しいポイントです。有害な紫外線を95%以上カットし、体感温度を5度も下げるので、ベランダで過ごしても暑すぎません。ベランダで何かを楽しみたい人、外の自然な風の中で過ごしたい人はチェックしてみてください。
山善-涼風シェード (1,999円)
無地で落ち着いた色合いが特徴
メッシュ製の幅200cm日除けベランダカーテンです。色と柄で8種類あり、それぞれによってUVカット率や遮光率が違いますが、低いものでも70%、高いものでは90%以上の効果があります。通気性に優れたものや、遮光率に優れたものなど、自分の中で欲しい効果の優先順位を決めると選びやすいですよ。
水洗い可能で、使わないときはしまっておきましょう。冬場の日差しが弱い時期や、部屋が冷え込む時期などは保管するといった、時期に合わせての使用が可能です。汚れたら洗いたい人や、季節によって片付けたい人に向いています。
クールタイム-日焼けシェード (2,380円)
特に日除け効果が期待できる
風や熱、酸化などに強い300Dの高品質防水ポリエステルで作られた、幅180cmの日除けシェードカーテンです。遮光率約90%、UVカット率約95%、断熱効果率約40%以上と、特に日除けに特化しています。気温の上昇を抑えられるので、夏の暑い時期や、気温が高い場所で使用すると、熱中症や夏バテを避けられますよ。
色が7色展開なのも魅力的ですね。明るめのベージュやアイボリーから、濃いめのワインレッドやグレーまで、好みに合わせて選択できます。全体的に深みのある色合いなので、外観が明るめの家から落ち着いた家までよく似合いますよ。
まとめ
ベランダカーテンは目的に合わせて選ぼう
ベランダカーテンには、目隠しや日除け、雨除けなど、さまざまな効果があります。サイズや素材、目的などに合わせて選ぶだけでなく、居心地や見た目にも合わせて選ぶことが大切です。ベランダカーテンを使用して、快適な生活を送りましょう。