バレーボール用ボールカゴがないと、ボールを一か所に留めておけなかったり、抱えて移動させなければいけなかったりと不便ですよね。しかし、機能がシンプルなものだからこそ、いざ購入するとなると選び方に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、持ち運びや球出しの負担軽減を考慮した上で、おすすめのバレーボール用ボールカゴをランキング形式でご紹介します。公式球を扱うミカサやモルテンのボールカゴだけでなく、リーズナブルでコストパフォーマンスの良いボールカゴもランクインしていますよ。また、「中古品を買う際の注意点は?」や「ボールカゴって自作できるの?」といった新品購入以外の疑問についてもお答えしていきます。
バレーボール用ボールカゴの特徴
ボールの移動をスムーズに行うことができる
キャスターが付いているため、単にボールを収納するだけでなく、まとめて移動させることができます。人が抱えて運ぶには3球程度が限界ですが、ボールカゴを使用することで20球以上のボールを一度に動かすことも可能。スパイク練習の際はセッターの近くに、レシーブ練習の際は打ち手の近くに、と移動させることでスムーズに練習を切り替えることができます。
球出しの効率を上げることができる
ボールの出し入れをしやすい高さを選ぶことでスピーディーに球出しを行うことができます。バレーボールは打ち手が連続して球出しをする練習が多く、低い位置からの出し入れを続けると腰に負担がかかりますし、タイミングを計りながらの手渡しは非効率的ですよね。球出しの負担を軽減することで、練習に意識を集中させられることにも繋がります。
バレーボール用ボールカゴの種類
金属製
大容量で耐久性が高くボールの保管向き
金属製のボールカゴは容量が大きく作られているので、ボールの所持数が多いチームも安心。素材はスチールが使われることが多く、丈夫なので長期間にわたって使用することができます。ボールを保管しておく目的でボールカゴをお探しの方におすすめです。
型は箱型の1種類です。重心が低く、ボール収納部に直接キャスターが付いています。安定感があり、ボールを投げ入れても収まってくれます。しかし、重量がある分ぶつかってしまうと危ないので、練習中はコートから距離をとって置いておきましょう。
常時使用できる広い倉庫が必要
折り畳むことができないため、ボールカゴを常時置いておくことのできる倉庫が必要です。練習拠点が複数ありその都度持参したい場合には不向きと言えます。事前に購入するボールカゴの大きさを確認し、十分な広さの倉庫を確保しておきましょう。
重く、持ち上げて運ぶことが難しいため、移動できる範囲に限りがあります。倉庫から使用場所までキャスターを転がして移動ができるか、あらかじめ動線を確認しておきましょう。バレーボールの練習場所となるコートと同じフロアにある倉庫を使用できるとより安心です。
布製
折り畳み可能で機動性が高くボールの移動向き
アルミやスチールなどの金属フレームに、幕体というナイロンの布を被せたボールカゴです。幕体のみでの販売もされており、破れてしまったときには付け替えが可能。ボールカゴは折り畳み、ケースに入れて持ち運ぶことができます。軽量なのでコート内でのボール移動もスムーズです。
型は3種類あります。立方体に近い箱型、台形ベースで取り出し口の広い平型、両方を掛け合わせた舟型です。平型はボールの出し入れが楽な反面、こぼれ落ちやすさも合わせ持つため、練習内容やメンバーの世代などチームの状況に合わせて選びましょう。
カラーバリエーションが豊富でチームカラーに合わせた色選択も可能
幕体は色のバリエーションが豊富。学校の校章や、チームの横断幕、イメージカラーなどと合わせた色選びをすることが可能です。統一感が出ることで、愛着を持ってボールカゴを大切に使用できそうですよね。ぜひチームメンバーで、何色が良いか話し合う時間も楽しんでみてください。
バレーボール用ボールカゴは機能がシンプルなため、形の種類が多くありません。大会ではどうしても似たボールカゴを持つチームが集まってしまいます。個性的なカラーを選ぶことで、遠くからも目立ちますし、他チームと差別化され、取り違いの防止にも繋がりますね。
バレーボール用ボールカゴの選び方
球出しの負担が軽減できる仕様で選ぶ
高さは腰位置より高い100cm以上のものを
腰より高い位置からボールを取り出せれば、球出し動作による腰痛を予防することができます。腰位置の高さは平均で成人男性が約101cm、成人女性が約94cmなので100cm程度の高さがあれば、大人が腰をかがめず楽に出し入れできますね。バレーボールはただでさえ腰痛リスクの高いスポーツなので、少なくとも球出しの間は腰への負担を軽減させましょう。
ボールを取り出しやすい平型を選んで
ボールの収納部分が浅く、取り出し口が広く開いた平型はボールの出し入れをスムーズに行うことができます。ボールカゴの中を覗き込まずに次のボールを手に取ることができるので、球出しのスピードアップに繋がりますね。また、ボールを打ち手に手渡ししなくて良いので、球出しにかかる人数を削減することができ、メンバー数の少ないチームには特におすすめです。
重さで選ぶ
持ち運びが楽な軽量タイプは2kg台から
軽量タイプのボールカゴは持ち運びに向いています。練習場所が複数あるチームでは倉庫の確保が難しく、自宅と練習場所をボールカゴを持って往復しなければなりません。車での移動であれば問題ありませんが、公共交通機関を利用する場合は担いでいる肩に負担をかけた状態が続きます。特に女性や子供が持ち運ぶ場合、なるべく軽いものを選ぶことで負担を軽減するのがおすすめです。
軽さだけで選ぶと失敗することも
軽ければ軽いほど良いとも言い切れないのがボールカゴ選びの難しいところ。軽量ということはその分容量は小さく、高さは低いという造りになってしまいます。練習に必要なボールが収納できる容量や、球出しのしやすい高さなど、他の要素とのバランスを考えましょう。求める仕様の優先順位をふまえた上で、持ち運びやすい軽量タイプも検討してみてください。
デザイン性で選ぶ
チーム名を入れて他チームとのボールの混同を防止
ネームプレートが付いているボールカゴや、ネームプリントができるものを選んで、チームの所有を識別できるようにしておきたいですね。倉庫内での区別はもちろん、練習試合や大会の場で、他チームの選手がボールを拾ってくれたときにも役立ちます。間違えて別のボールカゴにボールを入れてしまわないように、忘れずにチーム名を記載しておきましょう。
カゴの色に対してチーム名が目立つ色選びを意識して
せっかくチーム名を記載しても、見えづらい色では意味をなさなくなってしまいます。はっきりとした濃い色のボールカゴを選んだ際には、ネームカラーは白色がおすすめです。反対に、薄い色のボールカゴであれば黒色のネームカラーが見えやすいですね。実際に選んだボールカゴの色に合わせて、遠くからでも認識できる色を選びましょう。
バレーボール用ボールカゴのおすすめブランド・メーカー
ミカサ(MIKASA)
唯一の舟型デザインが魅力
国際バレーボール連盟認定の公式試合球を製造している、バレーボールでは王道のメーカー。ボールカゴの取り扱いについては金属製から布製まで幅広く展開されています。中でも大容量と機動性を両立させた舟型は、ミカサ独自の形となっています。メジャーなメーカーが安心という方におすすめです。
モルテン (molten)
カラーと仕様の組み合わせが豊富
日本国内ではミカサと公式試合球を二分する人気メーカー。布製ボールカゴの種類が豊富で、カラーバリエーションの多さが魅力です。型を決めても色の選択肢が広いままなので、選ぶ楽しさがありますね。デザイン性を重視したいという方におすすめです。
ミズノ(mizuno)
ほつれにくい丁寧な縫製
バレーボール女子日本代表のユニフォームを手掛けている他、幅広いスポーツに強い総合スポーツブランド。バレーボール用ボールカゴの取り扱い種類は少ないですが、バイカラーデザインはめずらしくて素敵ですね。残念ながらインターネット上では在庫がなく、購入不可となっています。代替品として、ミカサやモルテンの背高タイプの箱型ボールカゴがおすすめです。
おすすめ&人気のバレーボール用ボールカゴランキング
大容量でおすすめのバレーボール用ボールカゴ
トーエイライト-ボールカゴ (23,570円)
50個のボールを収納できコストパフォーマンスにも優れる
バレーボールの5号球が50個収納できる容量の大きさを持ちながら、リーズナブルなところが魅力です。コストパフォーマンスが高いと言えますね。保管用のボールカゴを、なるべくコストを抑えて購入したいという方におすすめです。
重量は13kgと容量対比では軽い造りになっています。女性でも1人で倉庫から移動させることも可能。大容量でも動かしやすいボールカゴなので、生徒が出し入れすることを想定した学校での使用にも適しています。
三和体育-ボールカゴ (35,640円)
体育館倉庫での分別収納に便利なネームプレート付き
ネームプレート付きなので、様々なボールがしまわれている倉庫内でも分別ができますね。特に4号球と5号球のバレーボールは区別がつきづらく不便です。他の部活と倉庫を共有していたり、中高生が体育館を共用したりする学校での使用におすすめです。
重さ23kgと安定感抜群で、ボールを投げ入れてもびくともしません。丈夫なので、他競技の大きな備品がぶつかっても安心です。様々な競技で利用され、多くの人が訪れる公共スポーツ施設の備品にもおすすめです。
トーエイライト-ボールカゴ (24,310円)
使用しないときは折り畳んで省スペース
バレーボールの5号球を40個収納することができる容量にも関わらず、折り畳むことができるめずらしいボールカゴです。遠征中はボールをボールケースに入れて持っていくため、大容量のボールカゴは空のまま倉庫に置きっぱなしになります。使用しないときに折り畳めるのは、その間倉庫を広く利用できるので便利ですね。他の競技団体と倉庫を共有しているという場合におすすめです。
重量は5kgと布製ボールカゴらしい軽さで移動が容易です。小回りがきくので、ボールの保管だけではなく、練習中のコート内でも使用しやすいのが嬉しいですね。容量と軽さを両方兼ね備えたボールカゴをお探しの方におすすめです。
トーエイライト-ボールカゴ (43,065円)
屋外倉庫でも安心の大型ノーパンクタイヤ
25cmの大型ノーパンクタイヤが特徴的なボールカゴです。空気で膨らませたチューブが入っていないので、パンクすることがありません。屋外倉庫を利用していて、舗装されていない道を通る場合にもってこいのボールカゴです。
バレーボールの5号球が50個収納できる容量対比で、重さが31kgと重量級。しかし、ボールカゴを移動させる際に便利な取っ手付きでタイヤも大きく、操作性は問題ないので安心してくださいね。屋外で移動させる際の安定感がほしいという方におすすめです。
ミカサ-携帯用折り畳み式ボールカゴ 舟形 (27,900円)
ボールを取り出しやすく持ち運びも可能
容量の大きさと、折り畳んでの持ち運びを両立させた舟型タイプ。バレーボールの5号球が34個以上収納できます。人数が多く、コート内でたくさんのボールを使用したいというチームの遠征時にも安心です。
平型の特徴であるボールの取り出しやすさも兼ね備えています。布製ボールカゴの中では高価格帯ですが、各種ボールカゴのいいとこどりとも言える機能性の高さ。買ってから機能不足に気付いて後悔したくないという方におすすめです。
軽量でおすすめのバレーボール用ボールカゴ
モルテン-折りたたみ式ボールカゴ 中 (19,232円)
11色のカラーと各仕様の豊富なバリエーションが魅力
背の高さ、屋内外用と各仕様が充実している箱型ボールカゴ。小学生チームでは背低タイプ、体育館の確保が難しいチームでは屋外用と、チームの状況に応じた選択が可能です。中学生以上で練習場所の体育館が確保できている場合は、屋内用の背高タイプが適しています。
全11色とカラーバリエーションが多いのも魅力。青系だけでも青、ネイビー、サックスと3色からお好みの色を選ぶことができます。他チームとの差別化を図りたい、デザインにこだわりたいといった方におすすめです。
モルテン-折りたたみ式ボールカゴ 小 (18,150円)
持ち運びの負担を軽減する最軽量2.1kg
重さ2.1kgと軽さが何よりの魅力。肩に担いでの持ち運びは負担がかかるので、子供や女性であれば特に嬉しいですよね。車を利用せず、公共交通機関で練習や試合会場に向かうという方におすすめです。
バレーボールの5号球が19個収納できます。軽量な分、容量は小さめで、高さも低めの設定となっています。ボールを1か所に留めておくためのボールカゴとして、最低限の機能がほしいという場合に適しています。
ETCETERA-折りたたみ式ボールカゴ (7,380円)
シンプルでリーズナブル
高さ、容量ともに十分使いやすい仕様でありながら、圧倒的にリーズナブルで、コストパフォーマンスの高いボールカゴです。使用目的はシンプルなものなので、安く手に入るのは魅力的ですね。あまり予算がかけられないチームでも安心です。
ロゴの記載がないので、シンプルなデザインが好みの方には嬉しいですね。逆に、ブランドのロゴデザインや、チーム名のプリントを希望する場合には向いていません。デザインよりもスペック重視という方におすすめです。
ミカサ-箱型ボールカゴ (20,590円)
コンパクトでカラー展開が豊富
ボールの収納部分は53cm四方とコンパクトなタイプです。広げても場所を取らないので、コート内に置いたときに邪魔になりません。ボールカゴを使用しつつも、練習スペースを広く確保したいという場合におすすめのボールカゴです。
容量はバレーボールの5号球が15球入る程度と小さめ。カラフルな見た目もあり、可愛らしいボールカゴです。ボールの所持数が少なく、練習に使用する最小限のボールが入れば良いというチームに適しています。
球出しにおすすめのバレーボール用ボールカゴ
モルテン-折りたたみ式平型ボールカゴ 背高 (25,169円)
審判グッズや救急セットを入れるのに便利な小物収納ネット付き
審判の笛やフラッグ、救急セットなど、コート内で使用する小物を収納できるネットが便利です。練習中も身近に置いておけるので安心ですね。小物の置き場所に困っていたチームにおすすめです。
平型で高さが103cmあるので、腰を曲げずにボールの出し入れができます。小学生チームであれば同型の背低タイプも検討したいですね。球出し時の負担を軽減したいという方にもってこいのボールカゴです。
リンドスポーツ-ボールカゴ (10,900円)
安定感があり屋外での練習にも
直径が約8cmと大き目なキャスターが特徴的。その分安定感があり、屋外での使用に向いています。体育館を確保できないときに、屋外でもボールを使って練習をしたいというチームにおすすめです。
6.5kgと布製ボールカゴの中では重量級。子供や女性が公共交通機関で運ぶには重さの面で不向きです。しかし、移動手段として自家用車をメインに使用するメンバーがいれば安心です。あらかじめ持ち運ぶ人、手段を想定して検討したいですね。
Fungoal-みんなのボールかご 大 (8,980円)
チームを鼓舞するメッセージ付きデザインが個性的
高さ110cmの箱型ボールカゴです。バレーボールの競技者は身長が高い傾向にあるので、背高タイプが使いやすいと感じる方も多いでしょう。高さ70cmの背低タイプもあるので、小学生以下のメンバーが所属するチームは検討してみてくださいね。
「LAST TO GIVE UP」「PLAY TO FUN」などチームを鼓舞するメッセージデザインを選ぶことができます。チームの雰囲気に合ったメッセージを選ぶのも楽しいですね。メッセージだけでなく別途4,040円から名入れも可能です。個性的でリーズナブルなボールカゴをお探しの方におすすめです。
バレーボール用ボールカゴを中古で買う際の注意点
修理の必要な箇所がないか画像で確認
長く使用したものは修理が必要になる場合も多く、特に布製ボールカゴの幕体はフレームとの接地面が破れやすくなっています。新品の幕体を別途購入することは可能ですが、せっかく安く中古品を買ったのに出費が増えてしまうのは避けたいですよね。出品されているボールカゴの写真をよく確認しましょう。
チーム名入りの場合は上書きの準備も
元々使用していたチームのチーム名がプリントされていたり、油性マジックで記入されていたりする場合があります。そのまま使用することも可能ですが、取り違い防止のためにもできれば自分のチーム名を記載しておきたいですよね。上から布を縫い付けたり、マジックで上書きをしたり、チームで納得のいく方法をあらかじめ考えておきましょう。
布製はケース有無の記載を確認
布製バレーボールカゴは、折り畳んだあとケースに入れて持ち運べるというのが大きなメリットです。ケースを単体で追加購入することも可能ですが、予想外に出費が増えてしまうのは避けたいですよね。ケースとセットでの販売かどうか、出品者からの情報を事前に確認しておきましょう。
バレーボール用ボールカゴは自作できる?
部品や工具が揃えば可能
レンチやスパナの扱いに慣れている方であれば自作も可能です。あらかじめ図面を引いて必要部品を洗い出し、パイプやキャスター、それらを繋ぐジョイントなどの材料を購入してください。バレーボールの打球が当たってしまっても耐えられるよう、丈夫な設計と部品選びを心がけましょう。
手間がかかる上に完成品より高額になる場合も
設計から部品選び、組み立てと当然購入よりも手間がかかります。また、丈夫に作りたいと高価な部品を選んでいるうちに予算をオーバーしてしまうかもしれません。節約のために自作を選ぶ際には、新品購入よりも安く仕上がるか事前に計算しておきましょう。手間と予算を考慮した上で、自作か購入か、慎重に選んでくださいね。
まとめ
チームの状況に合わせてボールカゴを選ぶのがおすすめ
バレーボール用ボールカゴは、練習時のボール移動や球出しの効率化に大いに役立ちます。機能としてはシンプルなものですが、保管場所やボール数、チームメンバーの世代など状況に合わせた最適な仕様を選ぶことでより効果を発揮するものです。ぜひ納得のいくボールカゴを見つけて、快適にバレーボールを楽しんでくださいね。