一人暮らしを始めて湿度や室内干しの生乾き臭が気になる方は多いのではないでしょうか。自分だけの空間であるお部屋ではいつも快適に過ごしたいですよね。
除湿機を取り扱うメーカーでは、アイリスオーヤマやシャープ、パナソニックなどが有名です。一つのブランドでも種類が多く、どれが自分の部屋に適しているのか迷ってしまうことはありませんか?それぞれの違いはどんなところなのかも気になるところでしょう。
そこで今回は、除湿機の選び方を詳しく解説し、一人暮らしにとっておすすめな人気の除湿機をランキング形式で紹介していきます。ランキングの順位は、除湿機選びのポイントとなる下記3点を比較検証して決定しました。
- 機能の多様さ
- 静音性
- お手入れのしやすさ
また、「一人暮らしに除湿機は必要なの?」「効果的なお手入れ方法は?」などの購入前に確認しておきたいことにも言及しています。
一人暮らしに除湿機は必要なの?
窓の少ないワンルームで部屋干ししても快適に過ごすことが出来る
アパートやマンションは窓が少ないので、湿気がこもりやすいですよね。衣類乾燥除機能がついていたら、より素早く湿気をとりながら部屋干しができます。生乾き臭も抑えるので快適に過ごすことができますよ。
一人暮らし向け除湿機の特徴
空気中の余分な湿気を取り除き快適な空間を作り出してくれる
空気中の余分な湿気を取り除き、ジメジメとした空気をカラッと過ごしやすくしてくれます。特にマンションは窓が少ない分、空気の流れが悪くなり湿気が多くなりがちです。マンションで一人暮らしをしていて湿気が気になる方には、魅力的なのではないでしょうか。
湿度を取り除くことによりカビの繁殖を防いでくれる
長時間湿気がこもると、カビが発生しやすくなります。カビは壁や床に一度付いてしまうと、落とすのに時間と労力がかかってしまいます。カビが発生する前に除湿機を使用して、湿気をこもらせないことが大切ですよ。
一人暮らし向け除湿機の種類
コンプレッサー式
梅雨や夏に高い除湿能力を発揮
湿った空気を冷却器で冷やすことによって、湿気を水滴にしてタンクに回収する方式です。気温が高いほど除湿効果を発揮するため梅雨や夏に適しています。運転音が大きいのがデメリットですが、静音設計が搭載されたものもあります。静音タイプは図書館の中にいるぐらいの音量なので、気になることはないでしょう。
気温が低くなると除湿能力は低下してしまうので、夏をメインに使用したい場合はコンプレッサー式がおすすめです。コンプレッサーの運転音や振動音が他の種類に比べると大きいため、静音設計のものにするとデメリットはカバーできますよ。また、ヒーターを使わないため消費電力は少なく、電気代を抑えることができます。
デシカント式
室温が上がるため冬の結露対策に効果的
乾燥剤のフィルターに湿気を吸着させ、ヒーターの熱により乾燥した空気を吹き出す方式です。コンプレッサーがないので、静音性があり軽量のため持ち運びが便利なのがメリット。気温が低くても除湿能力は落ちないので、秋や冬に適しています。
冬でも除湿効果を発揮するので、1年通して活躍できます。ヒーターを使うので室温を上げ、冬の雨天時や部屋干し時に発生しやすい結露を対策できます。消費電力が高くなるため、電気代が高くなるのがデメリット。結露対策として冬をメインに使用したい場合は、デシカント式がおすすめです。
ペルチェ式
静音や低振動設計でサイズも邪魔にならない
熱を吸い上げて空気を冷却し結露させて除湿する方式です。コンパクトなので、持ち運びやお手入れが便利なのがメリット。ワンルームに置いても邪魔になりません。運転音が静かなため、靴箱やクローゼット、寝室に適しています。
コンプレッサー式同様、暑い時期の方が除湿効果を発揮します。除湿能力自体は低く衣類乾燥には不向きのため、狭い空間に置くことをおすすめします。特に靴箱やクローゼットは湿気がこもりやすいですよね。本体価格と電気代が安いので、除湿剤をこまめに取り換えるよりもペルチェ式の除湿機を置く方がコストパフォーマンスは良いですね。
ハイブリッド式
季節による温度や湿度に左右されにくく1年間パワフルな除湿能力を発揮
夏に適したコンプレッサー式と冬に適したデシカント式が搭載されています。他の種類と比べて高価ですが、これ一つで1年中活躍します。省スペースでパワフルに衣類乾燥をするのがメリット。部屋が大きくて1年を通して室内干し派の方に適しています。
ハイブリッド式は季節による温度や湿度に影響されにくく、1年を通じて高い除湿能力を発揮します。効率の良い除湿能力によって消費電力は少ないため、電気代を抑えられるのがメリット。衣類乾燥機能だけでなく、スピーディー消臭や抗菌などプラスアルファの機能があり、より部屋干しを快適にしてくれます。
一人暮らし向け除湿機の選び方
機能で選ぶ
部屋干し派なら衣類乾燥機能が搭載されているもの
衣類乾燥機能によって外で干す必要がなくなるので、洗濯が楽になります。花粉や虫が服に付くことがないですし、部屋干しの懸念点である生乾き臭を取り除いてくれるためです。エアコンの除湿だと乾きにムラが出てしまい、効率が悪くなってしまいます。衣類乾燥をメインとした除湿をしたい方は、衣類乾燥に特化した除湿機をチェックしてみてくださいね。
ホコリや花粉が気になるなら空気清浄機能が搭載されているもの
空気清浄機付き除湿機はアレルゲン物質を99%カットするものもあるので、ホコリや花粉が気になる方におすすめです。外で干さなくても、外出をするとどうしても服に花粉や菌が付いてしまいますよね。除湿をして、その上空気まで綺麗にしてくれるので大変便利なタイプです。除湿だけではなく空気も綺麗にしてほしいという方は、空気清浄機付きをチェックしてくださいね。
静かさで選ぶ
騒音が気になるなら運転音が35dB程度のもの
静かな除湿機を使うことによって、快適に過ごすことができます。あまりに運転音が大きいと、アパートやマンションに住んでいる方にとっては、近所迷惑になってしまうことも。また寝室で使う場合は、静かなものが良いですよね。35dBはささやき声と図書館の間くらいの音で、ストレスを感じない静かな音に分類されます。機能だけではなく運転音にも気をつけて選びたいですね。
より快適に過ごすなら静音設計のもの
35dB程度の除湿機も静かで良いですが、小型なものが多く衣類乾燥機がついていないことが多いです。パワーがあって静かなものを選ぶには、静音設計のある衣類乾燥機付き除湿機をおすすめします。部屋干しができて、それでいて運転音は気にしなくて良いのでより快適に過ごすことができます。静かさにこだわりたい方は、静音設計がついているかどうかもチェックしてくださいね。
お手入れのしやすさで選ぶ
少しでもお手入れのストレスを無くすなら取り出しやすいタンク
水を捨てる際にタンクが取り出しやすい方が、お手入れのストレスがありません。除湿機はお手入れをしないと故障や匂いの原因になるため、日々のお手入れは気軽にできるタイプがおすすめです。特に湿気の多い時期はすぐに水を捨てないといけないため、お手入れのしやすさが大切になってきます。引き出しタイプの取りやすいタンクを備えている除湿機もあります。お手入れに不安がある方は、タンクの特徴も見てくださいね。
こまめな水捨てが面倒なら大容量タンク付きのもの
こまめに水を捨てるのが面倒な方は、たとえ一人暮らしでもタンクが大容量の方が水を捨てる回数が少なく済みます。1000〜2000mlの大容量のタンクのついた除湿器も多いです。しかし、女性やお年寄りは持ち運びが大変な場合があるので、重くなっても持ち運びしやすいハンドル付きがおすすめです。すぐに水がたまってこまめに取り出すのが面倒な方は、タンクの大きさや持ちやすさもチェックしてくださいね。
一人暮らし向け除湿機のお手入れ方法
使用後は排水タンク内の水を捨て乾燥させる
除湿機はお手入れを怠ると除湿機内部にカビが発生し、カビや故障の原因となります。使用後、タンクにぬめりがついていないか確認しましょう。洗ったあとはしっかりと乾燥するのが、カビを発生させないコツです。そして2週間に一度フィルターについたゴミやホコリをとるとより効果的です。
一人暮らし向け除湿機のおすすめブランド・メーカー
アイリスオーヤマ
安価で高性能な家電製品が特徴のメーカー
コンパクトなものからサーキュレーターが付いている大型のものまで、さまざまなタイプを取り扱っています。コンプレッサー式でもデシカント式でも人気の高いメーカーです。価格がリーズナブルで種類も豊富なので除湿機を初めて購入する方にもおすすめです。
シャープ
高性能で高品質の製品を長年にわたり生み出している
シャープ除湿機は、全機種にプラズマクラスターが搭載されています。湿気を取りながらアレルゲン物質や匂いを抑えてくれます。なかでも、ハイブリッド式が人気。値段は多少かかっても高品質な機能を望む方におすすめです。
CORONA(コロナ)
暖房機器や空調機器を扱っており多機能除湿機が人気
コンプレッサー式に特化しているブランドです。マイナスイオンが搭載されている除湿機が人気。コンパクトなものが多く扱いやすいのが特徴です。1万円以内で衣類乾燥をしてくれる除湿機もあるのでよりリーズナブルに除湿機を使用したい方におすすめです。
KLOUDIC(クラウディック)
加湿器や冷房扇を取り扱っておりペルチェ式が人気
他のメーカーよりペルチェ式を多く扱っています。2.3Lの大容量タンク付きの小型除湿機が人気。ペルチェ式で一番の特徴である静かさを活かして、狭い空間や寝室に置きたい方におすすめです。
おすすめ&人気の一人暮らし向け除湿機ランキング
コンプレッサー式でおすすめの一人暮らし向け除湿機
アイリスオーヤマ-衣類乾燥除湿機 DCE-6515(13,800円)
衣類乾燥にこだわった構造が魅力
衣類乾燥時間を約60%カットしたパワフルな衣類乾燥機能が特徴。厚手のズボンもしっかり乾かします。また、センサーにより適切な湿度を保ってくれるのも快適に過ごせるポイント。安価でコストパフォーマンスが高いですよ。
パワフルな除湿能力に加え、風の向きを変えられるので、洗濯物に直接当てて素早く乾燥できます。コンプレッサー式なので少ない電力でパワフルに除湿でき、電気代をおさえられますよ。本体価格が割安で衣類乾燥に特化した除湿機が欲しい方におすすめです。
シャープ-衣類乾燥除湿機 CV-N180-W(32,750円)
プラズマクラスターによる消臭能力が魅力
生乾き臭の消臭はもちろんのこと、衣類についた汗の臭いやたばこの臭いを除去するのが特徴です。消臭だけではなく、左右がワイドなスイングと風の向きを変えられるのでパワフルで広範囲に衣類乾燥ができます。多機能なのが魅力ですね。
スーツを着ると臭いはつきやすいのに簡単に洗いにくいのが難点ですよね。消臭スプレーをかけても時間が経つと元通りになってしまうこともありますが、プラズマクラスターにより素早く消臭してくれます。普段スーツを着て臭いが気になる方におすすめです。
CORONA-除湿乾燥機 CD-P63A2(18,800円)
コンパクトでありながら大容量タンクが魅力の定番商品
3.5Lの大容量タンクで、透明なので水がどのくらいたまっているか確認できるのが特徴。10年間交換不要のフィルターを搭載しているのも魅力です。除湿能力はもちろん、ウイルスを抑制したり脱臭したりする機能も備わっています。
除湿機で一番面倒なのは水を捨てることですよね。大容量のタンクなので、何回も水を捨てる必要がありません。また、引き出し式のタンクなので、お手入れが楽です。水を捨てる回数をできるだけ少なくしたい方におすすめです。
デシカント式でおすすめの一人暮らし向け除湿機
アイリスオーヤマ-コンパクト衣類乾燥除湿機 IJD-H20(10,091円)
省エネで1年中パワフルな除湿能力
電気代41%カットの省エネな構造と静音性が特徴。運転音は34dBと静かなので、夜に部屋干しすることもできて効率が良いです。騒音の基準として35dB以下だと静かなレベルなので、いつでも快適に除湿できます。
アパートやマンションは1年中湿度が高いため、冬も除湿をしたいですよね。1年中使えるので結露対策もできます。また、スリムタイプなので狭いお部屋にも使えます。静かで除湿能力も高いのが欲しい方におすすめです。
日立-衣類乾燥除湿機 HJS-DR601(16,480円)
静音性があり花粉や菌にも対応
コンパクトでありながら、ワイド送風の構造で衣類乾燥にも対応しています。運転音は31dBと、ささやき声と同じくらいで非常に静かです。広範囲にわたる乾燥が可能なので夜にまとめて洗濯して部屋干しもできます。
冬は繁殖が増えるウイルスも気になりますよね。菌や花粉に加え、ダニのフンや死骸も抑制してくれます。また、センサーによって自動で快適な湿度を保ちます。運転音が静かであることを優先したうえで空気も綺麗にしたい方におすすめです。
パナソニック-衣類乾燥除湿機 F-YZVX60-H(27,127円)
大開口ルーバーによって省スペースで速乾
洗濯物の真下に置いてもしっかり届くので省スペースでムラなく乾きます。また、仕上がりを検知して自動で止まるため、無駄な電気代を抑えられます。ナノイー搭載で部屋干し臭もしっかり抑制してくれます。
部屋干しは場所をとるので少しでもスペースが欲しいですよね。大開口のワイド送風で、真下に置いてもしっかり乾くので場所をとりません。また、内部乾燥機能もついているので除湿機自体のカビが気になる方におすすめです。
ハイブリッド式でおすすめの一人暮らし向け除湿機
シャープ-衣類乾燥除湿機 CV-NH140(39,800円)
1年中パワフルな速乾能力が魅力
気温や湿度問わず年中パワフルな除湿能力を発揮するのが特徴。2kgの洗濯物を最短で64分で乾かすことができます。上下左右に風がスイングするので幅広い干し方にも対応できます。臭い戻りを抑制する機能も搭載されており、すぐに取り込めない時でも安心です。
気温や湿度によって乾きにムラが出るのは避けたいですよね。コンプレッサー式とデシカント式の良いところを組み合わせた構造で除湿能力が高く、よりストレスなく洗濯物が干せます。数日に一度まとめて洗濯したい方にもおすすめです。
パナソニック-衣類乾燥除湿機 F-YHVX90-W(44,080円)
省スペースで速乾性が高いのが魅力
売り上げ台数100万台を突破するほど大人気の除湿器。ハイブリッド式なのにコンパクトなのが特徴です。また、シンプルなデザインなのでインテリアやスペースの邪魔をしません。背が低いので長い丈の衣類やバスタオルにも対応できます。
ハイブリッド式は複雑な構造となっているので、大きいサイズが多いですがこの機種はコンパクトサイズで場所をとりません。衣類の真下に置くとさらに省スペースで乾かすことができます。また、寝具ケアモードもあるので衣類以外にふとんも干したい方にもおすすめです。
パナソニック-衣類乾燥除湿機 F-YHVX120-W(57,110円)
大量の洗濯物もすぐに乾く大容量スタンダードタイプ
4人分の洗濯物まで対応できるのが特徴です。左右の独立したルーバーで乾きのムラをなくし、スピーディーに消臭をしてくれます。脱臭や除菌に加え、洗濯物に残った界面活性剤成分の抑制までしてくれるのが嬉しいですね。
洗濯を毎日するのは面倒ですよね。特に一人暮らしだと毎日そこまで洗濯物は出ないので、数日に一度まとめて洗濯をする方におすすめです。2kgの洗濯物を最短75分で乾かすことができるので洗濯機を2回まわす時も効率良く乾かせます。
ペルチェ式でおすすめの一人暮らし向け除湿機
KLOUDIC-小型除湿機 CS03(4,399円)
コンパクトでありながら十分な除湿能力
ペルチェ式の中では大容量な750mlのタンクが特徴です。満タンで自動停止し、LEDランプで赤く点滅するのでわかりやすいです。靴箱やクローゼットなどリビングと少し離れた場所に置いていてもすぐに気づきやすいですね。
一人暮らしだとできるだけくつろげるスペースを広くしたいですよね。コンパクトで持ち運びしやすいので簡単に理想の場所に動かすことができます。また、湿気以外にもホコリや菌も吸収してくれます。安価で静かなものが良い方におすすめです。
Hysure-コンパクト除湿機 q1(4,799円)
海外でも人気の高い静音性が特徴
静音設計のため、湿度で寝苦しい時も使えるのが特徴。真夏でもエアコンを一晩中使うには寒いという方は、扇風機と一緒に使うことで体に負担をかけず寝ることができます。また、6畳でも高い除湿能力があるので、一人暮らしには十分です。
タンクが満タンになればライトが緑から赤に変わるのですぐに気づきます。タンクは引き出し式なので楽に水を捨てることができますよ。最低限の除湿をしてくれて、手入れが楽な除湿機が欲しい方におすすめです。
bingoo-コンパクト除湿機 B1ARD02B(6,980円)
小型なのに空気清浄までしてくれるのが魅力
除湿はもちろんのこと、不織布フィルターとマイナスイオンが出ることにより空気を綺麗にします。花粉や菌などの室内空気汚染を99.7%以上除去してくれますよ。運転音はわずか15dBとほぼ聞こえないので、寝る時もストレスフリーです。
小型でも除湿以外の機能は欲しくなりますよね。安価なのに空気清浄までしてくれて、最大20畳まで除湿が可能なので使い勝手が良いです。タンク容量は1000mlと大容量なのでこまめに水を捨てる必要はありません。多機能で手入れのしやすい小型除湿機が欲しい方におすすめです。
まとめ
一人暮らし向け除湿機でおすすめなのは静かで衣類乾燥ができる除湿機
一人暮らしのワンルームで他の家具を置いていても除湿は欠かせません。洗濯が楽になり、機器の故障も防げます。また、静かなものを選ぶことにより、ストレスなく過ごすことができますよ。一人暮らしをサポートしてくれる除湿機で、快適なおうち時間を過ごしてくださいね。