布団を干したいけどスペースがなかったり、布団が重くて物干しに干せなかったりしていませんか?さらに家族が多いと干す布団の枚数が多く、大変ではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、布団干しです。布団干しを使うことで、スペースを使わずに布団を干すことができます。また、複数の布団を一度に干すことも可能です。今回は布団干しの種類や選び方、さらに人気商品について詳しく紹介します。引っ越しに布団干しの購入を考えている方や家が狭くスペースがない方、室内干しで困っている方は、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
布団を干す頻度はどのくらい?
季節と布団の素材によって異なる
布団の素材は羽毛、羊毛、ポリエステル、綿に分類され、羽毛から順に湿気を吸いやすく繊維が頑丈です。羽毛は水分が低く繊維が繊細で傷つきやすいので、月に1、2回日陰干しが良いです。羊毛は月に2、3回日陰干しが良いでしょう。ポリエステルは週に1、2回天日干しが良く、綿は週に2、3回程度がよいです。季節によって日差しの強さが違うため、冬は多めに干すことをおすすめですね。
布団干しの種類
扇形
複数の布団を一度に干すことができる
扇形の布団干しは扇のように広がり自立し安定します。扇形の布団の良さは1度にシングルサイズの布団をいくつも干すことができ、家族でバラバラにシングルの布団で寝ている方に最適です。また、複数の布団を干すのにある程度のスペースを必要とするため、広い部屋がある方向けですね。
X型の布団干しと比べて耐荷重が大きいのも特徴の1つです。耐荷重が40キロ以上であるものが多く、1度に4枚以上の布団を干すことができます。一方でX型の耐荷重は5キロから10キロほどです。また、高さも低く布団を持ち上げる苦労を必要としません。
X型
収納時にコンパクトにすることができる
X型の布団干しは広げた時にXの形状に開きます。スタンドタイプとも呼ばれ簡単に小さくすることができ、収納スペースをとりません。干す際にスペースを必要としないため部屋が広くない1人暮らしの方や2~3人で住んでいる方向けの布団干しです。
扇形の布団干しが室内干しのみの対応でしたが、X型は室内外に対応していてベランダの狭いスペースでも使うことができます。ただし、1度に干せる布団は2つまでであるので、さらに干したい場合は複数のX型の布団干しを買って対応しましょう。
折りたたみ式
コンパクトで屏風のような形からコの字にも変形できる
折りたたみ式の布団干しは屏風型とも呼ばれていますね。折りたたみ式の布団干しは部屋の形に合わせて自由に折り曲げて使うことができ、コの字の形やNの形にも自由に変えることができます。2人以上で住んでいる方や部屋が狭く、広いスペースがない方向けの布団干しです。
X型や屏風の布団干しと比べて、折りたたみ式の特異な特徴は形を自由に変えることができることです。また、屏風型のように布団を干すための広いスペースを必要としません。ただし、1度に干せる布団の枚数が少ないため、多くの布団を干したい場合は他の布団干しと合わせて利用すしましょう。
布団干しの選び方
布団の大きさで選ぶ
シングルやダブルなど布団のサイズに見合った高さと幅のものを
布団にはシングル、セミダブル、ダブルの3種類がありサイズがそれぞれ異なります。具体的には長さは210cmで統一されていて、幅が異なります。使っている布団の幅を事前に確認して布団干しを選びましょう。ただし、メーカーによってサイズが異なることもあるので、メーカーサイズを確認することも重要なポイントになります。
複数の布団を干すなら耐荷重は全体で約15kg以上あると安心
布団の干す枚数と種類によって、耐荷重を確認して布団干しを選びましょう。布団は使われている素材とサイズによって重さが異なります。軽いものだと羽毛の掛け布団のシングルサイズは1kgほどです。一方で重いものだと木綿の掛け布団のシングルサイズは5kgほどの重さになります。自分の使っている布団の素材とサイズと干す枚数を確認してから、耐荷重を選びましょう。4枚の布団を干す場合は、目安として耐荷重が15kg以上あると安心です。
設置する場所で選ぶ
屋外で雨ざらしにするなら錆びにくいオールステンレスのものを
屋外の庭やベランダに布団干しを設置する場合に錆に強いオールステンレス製の布団干しを選ぶことをおすすめします。布団干しに使われている材質は、アルミやステンレス、樹脂などがありますが、強度がものによって異なります。雨ざらしにすることで錆びてしまうと布団を干すことができなくなってしまうので、ステンレス製のものかどうか確認しましょう。
室内なら移動させやすいキャスター付きがおすすめ
室内で布団や衣料を1度にたくさん干したい方は、キャスター付きの布団干しを選ぶことをおすすめします。1度に多くの布団を干すと全部で20kgほどの重さになることもあります。また、干すものによっては窓のそばに置いた方がいいものや日陰に干したほうがいいものがあり、移動させる必要が出てくることもありますね。キャスター付きの布団干しを選ぶことで手軽に布団を干せるようにしましょう。
機能性を考えて選ぶ
ダブルバーが採用されていると通気性が良く厚手の布団も乾きやすい
布団干しにダブルバーが採用されていると通気性が高くなります。使っている布団の素材が綿である方はダバルバーを選びましょう。綿は羽毛や羊毛に比べ吸湿性や放湿性が高くありません。吸収した水分を乾かす力が低いため、風通しの良いダブルバーを使って乾かしたほうがよいのです。布団干し購入の前に布団の素材を確認しましょう。
手すりの汚れが気になるベランダに干すなら布団干しシートを併用する
ベランダに直接布団を干すと、外壁の汚れが布団が不着してしまい不衛生な状態になってしまうことがあります。布団をベランダに付着した汚れから守り清潔にしたい布団シートを併用しましょう。布団シートとは、ベランダの敷くシートであり簡単に設置できます。さらに1,000円ほどで購入できます。肌の弱い方や小さい子どもがいる方は布団シートを使いましょう。
花粉対策には布団干し袋がおすすめ
花粉やほこりといったアレルギーを持っている方やアレルギーを予防したい方は布団干し袋を使って、布団を干しましょう。布団を袋の中に入れることで、花粉や鳥のフンをブロックします。また、羽毛布団を使っている方は布団干し袋を使用してください。色あせてしまったり、羽毛が悪くなってしまうことを防いでくれます。さらに袋は黒色で日光の熱を保ち早く乾かしてくれるという機能もあり、ダニを死滅させることもできます。
布団干しのおすすめブランド・メーカー
IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)
さまざまな種類や大きさから選べる
X型や屏風型、折り畳み式それぞれにおいてあらゆる大きさの布団干しを提供しているアイリスオーヤマ。シンプルな機能の布団干しが特徴で、他のブランドと比べても、商品の品ぞろえの豊富さが魅力的です。
セキスイ
使いやすいデザイン性
セキスイは、オールステンレス製の強度の強い布団干しが多いことが魅力です。また、他ブランドが扱っていないV字型の商品を扱っています。使用者に優しい商品が多く、布団を干すときに苦労しないデザイン性が特徴です。
ekans(エカンズ)
機能性が高く扱いやすい商品を提供
エカンズ製の商品は、機能性にあふれています。ダブルバーを採用していたり、ハンガー掛けが付いているものもあります。さらに幅や高さの長さを伸縮させて自由に調整することができるため、使用スペースに合わせて大きさを変更できますよ。
モリ工業
長く壊れにくい商品を提供
モリ工業は扇形や折り畳み式の布団干しを多数提供しています。複数の布団を同時に干すために、耐荷重が大きく安定した布団干しが多いです。太いパイプを使用していたり、ステンレスを用いて長く使用できるのも魅力です。
おすすめ&人気の布団干しランキング
室内におすすめの布団干し
エカンズ -EX-701W(3,990円)
使い勝手のいい伸縮機能
EX-701Wの特徴は、幅と高さを自由に伸縮することができ、高さを94センチから130センチまで調節することができます。さらに頑丈で壊れにくいです。他社のパイプが22センチに対して、29センチの太いパイプを使用しています。さらに、壊れやすかったねじ穴を撤去し、キャップ式にしたことで強度が増してします。
高さを調節できるため、背の低い女性におすすめです。高さを90センチまで下げることができるので重い布団を無理して持ち上げる必要がありません。さらに横幅も伸縮させることができ、用途に合わせて変更できます。衣服を多く干すのにも便利です。
アイリスオーヤマ -MW260-NR(3,281円)
スペースいらずのつっぱり型
つっぱり型の布団干しで、天井と床に突っ張ることで支えます。部屋に合わせて伸縮させることができます。窓辺に設置することで天日干しができます。設置した状態でカーテンを閉めることもでき、収納の手間が必要ありません。
布団干しを設置するスペースがない1人暮らしの方向けです。設置した状態のままにしておけるので、収納スペースを必要としません。また、組み立てが容易が容易にできます。つっぱるだけで簡単に組み立てられ、力がない方でも問題ないです。
アイリスオーヤマ CMB-92XR(2,880円)
寝室でも使える布団干し
布団に加えて多くの衣服を1度に干せるのが特徴です。最大162cmまで伸ばせることに加えて、さらにピンチハンガーを干すこともできます。下部にはタオルハンガーがありバスタオルを最大4枚まで同時に干せますよ。
布団干しを設置するスペースが無い1~2人暮らしをしている方向けです。さらにコンパクトに干すことができ、布団を1つ干すこともできます。また、バックルをはめるだけで簡単に組み立てができるのも魅力です。
アイリスオーヤマ -H-MS3S(4,980円)
自由自在に形を変えられる3方向の伸縮機能
3つ竿があることが特徴です。縦と横、奥行きの幅を自由に調整でき、3つの竿に干している洗濯物の風通しを良くできます。さらに洗濯物の種類によっても形を変えて対応することができます。衣類と布団を一緒に干せます。
4人くらいの家族で住んでいる方向けで耐荷重が36kgほどあり、多くの衣類と布団を干しても壊れないです。また、キャスターがついていて、重くて楽に移動させることができます。収納時は、小さくたためます。
アイリスオーヤマ -KTM-2018(5,280円)
伸縮自在で大量に干せる布団干し
3つの竿があり、中段の竿を自由に稼働できるのが特徴です。部屋の形や洗濯物の種類に合わせて、中段の竿の高さや向きを変えることができますね。縦横奥行きの長さも変えることができ、布団だけでなく衣服を干すこともできます。
4人以上で一緒に住まれている方向けの布団干しです。1度に大量の衣服を干すことが可能で、最大6人分の衣服を干せます。さらにタオルハンガーも両脇についています。キャスターがついており、重い布団や衣服を干しても楽に移動させることができるのも魅力ですね。
屋外でおすすめの布団干し
アイリスオーヤマ -ASF-4R(4,740円)
ベランダや庭で使える布団干し
扇形に広げられる布団干しで、ベランダや庭などスペースによって大きさを変えることができます。また、屋外に加えて室内でも使用可能です。素材はオールステンレス製でさびに強く、軽くふくだけで汚れを落とせます。
4人くらいで一緒に住んでいる家族の方向けです。布団を最大4つ同時に干せるパイプがあり、全体の耐荷重は40kgで布団を1度に大量に干すのに向いています。木綿の素材の布団を使っている方でも心配なく使用できます。
セキスイ -AFDX-30LG(7,530円)
おしゃれなライトグレーの布団干し
アルミ製で汚れにくく、さびに強い屋外で使える布団干しです。屋外向きである理由は傷がつかないようにアルマイト加工が施されており、紫外線や酸性雨に強いトップコートをコーティングされているからです。1年間の保証もつき、安心して使用できますよ。
ベランダに洗濯物を干せるスペースがある方向けの布団干しです。雨ざらしにしても大丈夫なコーティングが施されているためです。またオシャレなライトグレー色であり、清潔感にあふれていますね。布団を4枚干すことができ、子どもと一緒に暮らしていても利用できますよ。
アイリスオーヤマ -SVI-275NR(3,780円)
ベランダ用のつっぱり物干し
ベランダの床と天井に設置する突っ張り型の布団干しです。狭いベランダでも設置できて便利で、特に便利な点は竿受けの位置の調整が可能なことです。もともと設置されている物干し台が低くて、布団や丈の長いタオルを干せないことがありますが、突っ張り型の布団干しを使えば問題ありません。
4人以上で一緒に住んでいる家族の方や、ベランダの狭い1人暮らしの方向けの布団干しです。ベランダに設置可能で、スペースが必要ありません。大量の衣服を干すことができて、さらに耐荷重が30kgもあり布団も十分に干せます。
セキスイ -BD-50S(5,580円)
目的に合わせて高さを変更できる
さびに強いステンレス製で誰もがイメージする形の布団干しの形状で、物干し竿が挟み込んで固定できる竿受けが特徴的です。一般的な竿受けは斜めになっていますが、セキスイのBD-50Sは地面と平行になっており安定しています。
ベランダが2階にある家庭の方や、ベランダのスペースが狭い方向けの布団干しです。高さを自由に調節することができるため、ベランダの手すりの高さに合わせて洗濯物が外から見られないようにすることも可能です。身長の低い方でも安心して使えますよ。
セキスイ -FDX-30S (7,925円)
段違いの干し部にさまざまな洗濯物を干せる
段違いの欲し部が特徴的なX型の布団干しです。布団やシャツと靴下まで大小さまざまなものを干すことができます。段違いの干し部とダブルバーであるため通威勢が高く風通しが良く、クッションが多く分厚い敷布団も問題なく効率的に干せますよ。
様々な洗濯物を同時に干したい方向けの布団干しです。布団を干すためのダブルバーのほかにハンガーかける穴や、シャツや靴下の小物を干すためのスペースがあります。また、耐荷重が20kgであり大量に干すことができます。
コンパクトになるおすすめの布団干し
モリ工業 -FC-13T(5,184円)
折りたたみ式の布団干し
屏風型で自由な形に展開できる布団干しでコの字やN字型にすることができ、部屋のスペースに合わせて設置できます。上から見てV字の形にして狭いスペースでも使用できますね。さらにステンレス製であるのでこわにくく頑丈です。
2~3人で一緒に住んでいる方向けの布団干しです。耐荷重も15kgまで耐久できるので布団を3つまで同時に干すことができます。また、収納する際にコンパクトに折りたためるため、大きなスペースが必要ありません。
エカンズ -WT-150S(5,480円)
倒れない安心安全設計
収納時は薄さ9cmまでスリムにすることができます。展開した時は幅150cmまで広がるのですが、収納するときはスペースが必要ありません。キャスターにストッパーもあり、勝手に移動してしまう心配もありません。
重いものを干しても倒れにくく壊れにくい設計です。3人以上で住んでいるが、収納するスペースがない方向けの布団干しです。バスタオル10枚を1度に干すこともできる大きさですが、大量に干しても倒れないようにT字脚が採用されています。
アイリスオーヤマ -ASF-5R(4,780円)
屋外室内で使える扇形布団干し
アイリスオーヤマの扇形の布団干しです。屋外、室内で使用可能で同時に5枚の布団を干せます。広いスペースで使うときは最大約70度の間隔で展開することができます。さらにオールステンレスでさびや傷に強いです。
3世代一緒に住んでいたり、4人以上で一緒に住んでいる方には便利な布団干しです。全体耐荷重50kgで、多くの布団を干しても壊れることはありません。また、パイプを差し込んで組み立てられるので工具も必要ありません。
アイリスオーヤマ -CSPX-240S(3,980円)
トリプルバーなのにコンパクト収納
布団と一緒にシャツやピンチハンガーを干すことができます。他社のX型の布団干しにはないトリプルバーが採用されていて、10か所ハンガーを設置できるのか特徴です。さらに角が丸くなっていて、布団を干すときに引っかかることもありません。
部屋にスペースの余裕があり、3~4人で一緒に住んでいる方向けの布団干しです。伸縮機能により干す量に合わせて大きさを変えられ、使わない時はコンパクトに収納できます。小さなドライバーがあれば組み立てることができますよ。
まとめ
スペースに合わせた布団干しを選ぶことが大切
布団干しを購入するときに大事にしたい一番のポイントは干すときに使うスペースの大きさです。使えるスペースによって、布団干しの形状や伸縮機能の有無を選ぶ基準になります。今回は布団干しについて、人気のブランド名を上げながら詳しく紹介しました。ぜひ皆さんも長く使い続けられる用途にあった布団干しを見つけてくださいね。