2017年に初めて発売された、appleのAirpods。その後、2回のバージョンを経て、2019年に大幅に新しくなったairpods proが発売されました。2020年現在では、有線よりワイヤレスイヤホンが主流となっており、Airpods Proの注目度も日に日に増してきています。ワイヤレスイヤホンを初めて買うけれど、AirpodsかProにするか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、Airpodsを持っている方は、proに買い替えるか悩みどころですよね。今回は、AirpodsとAirpods Proでどんな違いがあるのか、徹底比較していきます。カナル型でノイズキャンセリング機能が加わり、遮音性が格段に上がったAirpods Pro。噂の高評価は本当なのか?Airpodsと比べながら解説していきます。
この記事を書いた専門家
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AirpodsとProをおさらい
AirpodsとProの基本情報
AirPods (第2世代) | AirPods Pro | |
---|---|---|
サイズ/mm (高×幅×厚) | 53.5×44.3×21.3 | 45.2×60.6×21.7 |
合計重量 | 45 g | 50 g |
新品販売価格 | 17,800円 (2020/5時点) | 30,500円 (2020/5時点) |
レンタル価格 | - | 3,000円~/2泊3日~ (2020/5時点) |
Airpodsとは?
2017年に初めてappleから発売された、インナーイヤー型ワイヤレスイヤホン。それまで有線が主流だったイヤホンにワイヤレスという新しい文化を作ったイヤホンです。粗悪な中国製のワイヤレスイヤホンと比べて、音切れがせず、音質が良く、シンプルでおしゃれな特徴があります。iphoneやmacなどapple製品と接続すれば、耳元タップ操作機能も使うことが可能です。
Airpods Proとは?
2019年に発売されたカナル型ワイヤレスイヤホン。Airpodsにノイキャン機能とsiri操作機能が追加され、フィット感・音質・操作性がバージョンアップしました。遮音性を重視するカナル型イヤホン愛好者にとっても支持される商品です。
AirpodsとProに共通すること
ワイヤレス
airpodsはこれまでの有線イヤホンの在り方を一新しました。イヤホンに線はなく、Bluetoothで接続し音楽鑑賞や通話をすることができます。スマホと接続する際にもコードがないため、手が当たって抜けてしまったり、断線してしまう恐れもありません。自由に動き回ることができ、かつ持ち歩きにも便利ですね。
自動で耳を検知
イヤホン本体には明るさを検知する光学センサーが組み込まれており、耳に装着されたかを自動で検知される仕組みになっています。これにより、音楽鑑賞の途中であれば、耳からイヤホンを外せば音楽が自動停止し、またイヤホンを付けると自動再生される機能も。
ハンズフリーで通話が可能
スマホやパソコンで通話する場合、これまでは有線マイク付きイヤホンを購入する必要がありました。Airpodsであれば、Bluetoothで接続すれば手には何も持たずに通話や音楽鑑賞が可能です。
イヤホンタッチでの操作
Airpodsではイヤホンをタッチするだけで、音楽の停止再生や電話の受電節電が可能に。これまでスマホの画面をみて操作していた業務が、耳元で完結できるようになりました。
充電器がケースに
充電器とイヤホンが一体型になっており、給電と持ち運びがスムーズに。また、充電器とイヤホンを合計して10時間以上の再生が可能なため、コンセントにささなくても1日中利用することが可能です。
コンパクトなサイズ感
充電器は手のひらサイズでとてもコンパクトな作りになっています。ポケットに入るサイズで邪魔になりません。スマホと財布とセットで持ち運びができるサイズ感です。
mac以外の製品でも接続可能
apple製品であるものの、windowsのパソコンやandroidのスマホでも接続することが可能です。一部、機能は制限されるものの、通常のワイヤレスイヤホンとして快適に使うことが出来ます。
総合評価
Airpods (第2世代) | Airpods Pro | |
---|---|---|
総合評価 | 80点 | 98点 |
デザイン性 | ★★★☆☆ (うどん部分が長い) | ★★★★★ (短くシャープ) |
音質 | ★★★☆☆ (低音が微妙・高音は抜ける) | ★★★★☆ (安定している・ベース音は弱め) |
密閉感 | ★☆☆☆☆ (周りの物音が聞こえる) | ★★★★★ (周りの物音が聞こえにくい) |
ノイキャン(遮音性) | ☆☆☆☆☆ (機能搭載なし) | ★★★★★ (会話音・雑音・電子音を遮断) |
フィット感 | ★★★☆☆ (動くと落ちやすい) | ★★★★★ (動いても落ちない) |
新品販売価格 | ★★★★★ (定価17,800円と安め) | ★★★☆☆ (定価30,500円と高め) |
中古販売価格 | ★★★★★ (定価10,000円以下と安い) | ★★☆☆☆ (定価23,000円と高い) |
デザイン
Airpodsはうどん、Proはイヤホン
ベースカラーはどちらも白一色。Airpodsはイヤホンが下に長く伸びているため、耳に付けた際に目立ってしまいました。耳から白い物体が垂れていることから、「うどん」と揶揄されました。一方でProは下部分が丸く短くなったデザインに。耳から出る部分も少なくなり、目立ちにくくなりました。
音質
Airpodsは少しこもり気味・Proは高低音安定感あり
AirpodsとProで差が出たのが、音質です。Airpodsでは高音は音が抜けきることなく、また安っぽいシャカシャカ音もなく、クリアに。一方で、低音が少しこもり気味な印象がありました。音量を上げても改善されることがなく、逆にこもり具合が顕著に感じました。Proは低音に深みがあり伸びるような音質。ベースもしなやかで綺麗に聞こえました。キラキラ系の高音も耳が痛くなることなく、高低音でバランスが取れた音質と評価。
密閉感
イヤーピースが耳にピッタリフィットするpro
Airopdsにはイヤーピースがないため、耳とイヤホンに隙間があり、密閉感がありません。周りの物音や話し声は音楽の脇から聞こえてきます。音楽に集中したい場合は音量を上げるしかありません。そのため、音量により聞こえやすさが左右されます。周りが喧騒な場所だと最大に近い音量でないと聞こえ辛い場合があるので、電池の減りにも影響してきますね。
Proは予め付属している3種類から自分の耳に合ったイヤーピースを装着することができます。このイヤーピースが耳にピッタリフィットして耳の隙間を防ぐので、密閉感が増す仕組みに。音量が低くてもしっかりと音を捉え、聞くことが可能です。
ノイズキャンセリング
Proのみ・雑音を遮断してくれる
AiropdsにはProのような強力なノイキャン機能はありません。周りの音をシャットダウンするProに軍配が上がります。
快適さ
Airpodsは耳に置いているだけなので何時間でも痛くない
Airopds、Proどちらも付け心地は快適です。ただ、proは耳との接触面積が高いため、連続装着が2-3時間を超えてくると耳が痛くなることも。一方でAiropdsは耳の入り口に置いているような感覚で、耳との接触が浅いので2-3時間でも楽に付け続けられる印象です。
大きさ(本体・充電ケース)
proの方が若干大きいが邪魔にならない
Airopdsは縦長に対し、Proは横長な形と一長一短があります。Airopdsの方がイヤーピースがない分、全体的にスリムですね。proは横幅がcmもあるのでパッと見た時に少し大きく感じるかもしれませんが、ポケットにすっぽり入るサイズで持ち歩きには意外と気になりません。
実際に使って比較して分かったこと
物音を消して音に集中したいのであればpro
カナル型+強力なノイズキャンセリング機能が備わったProは、Airopdsに比べて圧倒的に遮音性と密閉感という点で優れています。カフェでProを耳に装着してノイキャンをオンにすると、「何も聞こえない」という状態になるほど。周りの音をきにせず、イヤホンから出る音に集中したい場合は、Proがおすすめですね。
ワイヤレスを低価格で試したいのであればAiropds
Airopdsと比べてProが殆どの点で優れており、もうAiropdsには戻れなくなりました。ただ、Airopdsは他社のワイヤレスイヤホンや有線イヤホンと比較した場合、音切れ・音質・快適さではとても優れている商品だと思います。Proと比べて唯一勝っているのが価格の安さ。1万円台の予算でいいワイヤレスイヤホンが欲しい方は、Airopdsが買いですね。
Airopdsとproのスペック比較表
AiropdsとAiropds proを比較するならレンタルがおすすめ
レンタルならairpodsを1日数百円から利用できる
どんな場所でも快適な音楽鑑賞と通話を可能にするAiropds。一つ買ってみたいところですが、Airpods Proだと最低でも3万円以上は必要になります。初めてワイヤレスイヤホンを購入する方にとって、いきなり3万円を使うのは少しためらわれるところではないでしょうか。また、AirpodsとAirpods Proどちらがいいかわからない方にとっても、一度使って試してみたいものですよね。
モノカリのレンタルであれば、Airpodsがなんと3000円台~で使うことが可能です。3日間から1ヶ月単位でレンタルもでき、長くレンタルすれば、1日当たり数百円で借りることも。Airpodsを数百円で試すことができるのはモノカリだけです。