美しい風景や子供の成長を鮮やかに残せるカメラといえば、一眼レフカメラですよね。一眼レフで綺麗に撮りたいけれど、重くて大きなカメラは使いたくない、そんなカメラ初心者におすすめの一眼レフがキヤノンのCanon(キヤノン) EOS Kiss X7です。X7は一眼レフカメラの中でも軽量で、手の平に乗るコンパクトサイズ。使い方も簡単なので、カメラに慣れていない初心者でも手軽に使えますよ。今回は、カメラのレンタルサービスを行う「モノカリ」のスタッフが実写レビュー。作例や初心者でも簡単に撮影がおすすめ設定を紹介します。是非これから一眼レフに挑戦したい人はチェックしてみてくださいね。
Canon EOS Kiss X7の総合評価
総合評価 | 92点 |
機能性 | ★★★★☆ (軽量、通信機能なし) |
デザイン | ★★★★★ (コンパクトなサイズ) |
操作性 | ★★★★★ (初心者でも簡単に操作可能) |
発売当時、世界最小・最軽量と話題になったキヤノンの一眼レフカメラのなかでも人気のモデル。サイズはコンパクトですが、1,800万画素の高画質やAPS-Cセンサーなどの優れた性能を備えているのが魅力です。片手で持てるコンパクト一眼レフは初心者からプロにまで愛用されていて、2013年に発売された型落ちモデルにも関わらずいまだに人気があります。一眼レフカメラの中ではボタンの数が少なくて撮影操作が簡単なので、特に一眼レフを初めて使う人におすすめのモデルです。
X7と他EOS KISSシリーズ(X10/X9/X7i/X5)のスペック比較
X9やX10と比べると劣るが基本性能は十分
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商品名 | EOS Kiss X7 | EOS Kiss X10 | EOS Kiss X9 | EOS Kiss X7i | EOS Kiss X5 |
最安価格(2021年10月時点) | 18,980円 | 65,990円 | 35,800円 | 24,800円 | 14,000円 |
発売日 | 2013年4月24日 | 2019年4月25日 | 2017年7月28日 | 2013年4月12日 | 2011年2月7日 |
有効画素数 | 約1800万画素 | 約2410万画素 | 約2420万画素 | 約1800万画素 | 約1800万画素 |
常用ISO感度 | 100~12800 | 100〜25600 | ISO100~25600 | 100~12800 | 100~6400 |
映像エンジン | DIGIC5 | DIGIC8 | DIGIC7 | DIGIC5 | DIGIC4 |
センサーサイズ | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C |
AF測距点 | 9点 | 9点 | 9点 | 9点 | 9点 |
連続撮影速度 | 約4.0コマ/秒 | 約5.0コマ/秒 | 約5.0コマ/秒 | 約5.0コマ/秒 | 約3.7コマ/秒 |
動画記録画質 | フルHD | 4K | フルHD | フルHD | フルHD |
動画撮影時間 | 29分59秒 | 29分59秒 | 29分59秒 | 29分59秒 | 29分59秒 |
画像転送 (無線通信) | 不可 | スマホ・PC可 (Wi-Fi/Bluetooth) | スマホ・PC可 (Wi-Fi/Bluetooth) | 不可 | 不可 |
サイズ | 116.8 x 90.7 x 69.4 mm | 122.4 x 92.6 x 69.8 mm | 122.4×92.6×69.8 mm | 133.1 x 99.8 x78.8mm | 133.1×99.5 ×79.7mm |
重量 | 407g | 449g | 453g | 580g | 570g |
EOS Kiss X7は2013年に発売されたキヤノンの一眼レフカメラでも古いモデルです。表を見ても分かるように、EOS Kiss X7は他のキヤノンのモデルに比べて最も軽くて小さいのが特徴。X9やX10などの上位機種に比べると画素数や通信機能は劣りますが、基本的な撮影機能はカメラ愛好家でも満足できるほどじゅうぶん備わっています。画素数も1800万と2420万の違いはプロでなければ分からないレベルなので、じゅうぶん美しい写真が撮れます。EOS Kiss X7は型落ち機種なので新品を手軽に購入するのは難しいですが、中古なら他のモデルよりもかなり安く購入できるのが魅力です。
根強い人気の旧機種との違いは?X5と比較
バリアングル機能はないが撮影しやすいのはX7
EOS Kiss X7とよく比較される旧機種が「EOS Kiss X5」。カメラ愛好家でEOS Kiss X7の購入を検討している場合、多くの人がEOS Kiss X5と迷っています。この2種のカメラの比較を簡単に言うと「コンパクトならX7」、「バリアングルならX5」です。X7とX5の大きな違いは、サイズとバリアングル機能。EOS Kiss X7はモニターを動かせるバリアングル機能がないので、バリアングル機能を重視している人はEOS Kiss X5を選んでいます。ただし新しいEOS Kiss X7の方がオートフォーカスが早いため、全体的な撮影のしやすさはEOS Kiss X7がやはり優ります。X7は小型でバリアングル機能がなくても扱いやすいので、撮影しやすさを求めるのならX7の方がおすすめです。
同世代の上位機種との違いは? X7iと比較
持ち運びのしやすさを考えると小型のX7の方が便利
上位機種であるEOS Kiss X7iがEOS Kiss X7よりも勝っている大きな点は、モニターが動く「バリアングル機能」です。もちろん細かい機能はEOS Kiss X7iの方が上ですが、基本的な撮影機能にほとんど差はありません。EOS Kiss X7iにはバリアングル機能がありますが、本体の重さが525gなので370gよりも150g以上重いです。サイズもX7よりひとまわり大きいので、持ち運びを考えるとX7の方が断然使いやすいです。そのためバリアングル機能を必要としている人以外は、X7iよりもX7を選ぶ人の方が多いですね。
後継機に比べて劣る点は? X9と比較
SNSに写真を投稿するならWi-FiありのX9が便利
EOS Kiss X9もEOS Kiss X7と同様に小型軽量化がテーマですが、若干サイズが大きいのが特徴。X7はグリップが浅い作りですが、X9はグリップが深いので手が大きな男性でも持ちやすいです。機能面でX9とX7が大きく違うのが「Wi-Fi機能」と「オートフォーカス性能」。X9はWi-Fi機能が内蔵されたので、スマホやPCに簡単に写真を送れるのが魅力です。専用アプリを使えばスマホでカメラのリモート操作も可能なので、インスタやブログにこまめに写真をアップしたい人に向いています。またX9はX7に比べてオートフォーカスの速度がかなり上がっているので 、素早く動く被写体の撮影もしやすいです。機能面ではX9の方が勝りますが、X7の方が小さくて50gほど軽いので持ち運びのしやすさを重視するならX7がおすすめですね。
Canon EOS Kiss X7のセット内容・付属品
必要に応じてカメラ本体とレンズ付属のセットを選べる
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商品名 | EOS Kiss X7 ボディ | EOS Kiss X7 レンズキット | EOS Kiss X7 ダブルズームキット |
最安価格(2021年10月時点) | 18,980円 | 23,800円 | 29,000円 |
内容 | ・カメラ本体 | ・カメラ本体 ・標準ズームレンズ | ・カメラ本体 ・標準ズームレンズ ・望遠ズームレンズ |
一眼レフカメラを購入する場合、主に「カメラ本体」「レンズキット」「ダブルズームキット」の3パターンから選びます。一眼レフカメラは基本的にカメラ本体とレンズは別売りで、カメラ本体だけを購入しても撮影ができないので注意しましょう。カメラ初心者が手軽に購入できるように、カメラ本体とレンズがセットになっているのがレンズキット。カメラ本体とレンズを別々に買うよりもセットの方が安いので、これから一眼レフを始める場合はレンズキットかダブルズームキットを購入しましょう。
レンズ付きのセットはレンズキットとダブルズームキット
EOS Kiss X7のキットに含まれるズームレンズとは?
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商品名 | EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM | EF-S55-250mm F4-5.6 IS II |
レンズタイプ | 標準ズームレンズ | 望遠ズームレンズ |
レンズ単体の最安値(2021年10月時点) | 7,158円 | 6,880円 |
ピント合わせ | 手動/自動 | 手動/自動 |
ピントが合う最も近い距離 | 0.25m | 1.1m |
対応センサーサイズ | APS-C専用 | APS-C専用 |
ズーム幅 | 18~55 mm | 55~250 mm |
開放F値 | F4-5.6 | F4-5.6 |
フィルター径 | 58mm | 58mm |
最大径×長さ | φ66.5mm×61.8mm | φ70.0mm×108.0mm |
重量 | 約215g | 約390g |
手ブレ補正機構 | 有 | 有 |
ズームレンズの名前にある数字やアルファベットは、 レンズの焦点距離とF値を表しています。「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」の場合「18-55mm」は焦点距離、「F4-5.6」がF値です。焦点距離の数字が小さいほど広い範囲を写し、大きいほど遠い被写体を大きく写します。F値とはカメラに取り込む光の量で、レンズの穴の大きさを変えて調節します。F値の数字が大きいほどピントが合う範囲が大きくなり、F値の数字が小さいほどボケる範囲が大きくなりますよ。「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」の場合、焦点距離が18mmの時は最小F値が4、焦点距離が55mmの時は最小F値が5.6という意味です。
レンズキットは標準ズームレンズがついたセット
標準ズームレンズを使えば人物や風景など幅広い撮影が可能なので、カメラ初心者の場合はレンズキットを購入するのがおすすめ。EOS Kiss X7のレンズキットの標準ズームレンズ「EF-S18-55mm」は撮影時のオートフォーカスを静かにするステッピングモーターを搭載しているので、動画撮影の時に静かです。小型で軽量の標準ズームレンズなので、コンパクトなEOS Kiss X7との相性も良いですよ。
ダブルズームキットは標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本のレンズがついたセット
野鳥撮影や空など、遠くの被写体を撮影する場合は 望遠ズームレンズが向いています。別売りで望遠ズームレンズを買い足すよりもコスパが良いので、遠くの被写体の撮影を予定しているならダブルズームキットがおすすめ。ダブルズームキットについている「EF-S55-250mm F4-5.6 IS II」はステッピングモーターを搭載していないので、静かな場所で動画を撮影すると駆動音が少し気になります。音が心配な場合は、ステッピングモーターを搭載した「EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM」を別売りで買いましょう。
Canon EOS Kiss X7の特徴
ペットボトルよりも軽い世界最軽量モデル
軽いので持ち運びが苦にならない
EOS Kiss X7の特徴といえば、なんといっても軽さ。一般的な一眼レフカメラの重さが500グラムくらいあるのに対して、 EOS Kiss X7の本体の重さはわずか370グラムしかありません。500mlのペットボトルよりも軽いので、一眼レフカメラの持ち運びに慣れていない人でもペットボトル感覚で持ち運べます。一眼レフ初心者はカメラの重さが苦になる場合が多いので、軽いEOS Kiss X7は初めての一眼レフとしておすすめです。
小型なので女性の小さな手でも扱いやすい
EOS Kiss X7は軽いだけではなく、サイズがコンパクトなところも魅力。デジタルカメラに慣れている初心者は、一眼レフのサイズを大きくて扱いにくいと感じる場合が多いです。EOS Kiss X7は他の一眼レフと比べるとかなり小さく 、女性の手の平にも乗るコンパクトサイズ。一眼レフを初めて使う人や手が小さな女性でも扱いやすいので、一眼レフにの大きさが心配な場合はEOS Kiss X7がおすすめです。
手ブレしにくい安定感に優れたフォルム
丸みのある形が安定して握りやすい
一眼レフに慣れていない初心者は手ブレが起こりやすいのが悩みです。一眼レフカメラで上手に写真を撮る場合、手がぶれずに安定して握れるフィット感が大切。人によって手の形や大きさが違うため一眼レフカメラのフィット感もそれぞれ異なりますが、EOS Kiss X7の丸みを帯びた形には多くの人がフィットしやすいです。小さくて丸みのある形の一眼レフカメラに愛着を感じる人も多いですよ。
一眼レフでは珍しいホワイトカラー
丸みを帯びたデザインは安定して持ちやすいだけではなく、見た目がおしゃれなのも魅力。オーソドックスなブラックのカメラももちろんおしゃれですが、EOS Kiss X7は一眼レフでは珍しいホワイトボディもあります。光沢を抑えた上品なホワイトボディのカメラは高級感があり、首からかけるとアクセサリーのようにコーディネートに映えますよ。
使いやすい簡単操作
ボタンが少ないので基本操作を覚えやすい
EOS Kiss X7は他の一眼レフカメラに比べて、ボタンの数が少なく見た目がすっきりしているのが特徴です。 カメラ上級者の場合はボタンの数が多い方が使いやすいと感じる人が多いですが、一眼レフに慣れていない初心者はボタンの数が少ない方がおすすめ。ボタンの数が少ない方が直感で基本操作を覚えやすく、カメラを購入してすぐに写真を撮り始められるのが魅力です。
初心者でもおしゃれな写真が撮れる
写真の雰囲気を選べるクリエイティブオート
クリエイティブオートでは、写真の雰囲気や背景のぼかし設定などの簡単な設定を行えます。「雰囲気を選んで撮影」の設定では「くっきり鮮やかに」などのカメラ初心者にも分かりやすい言葉が表示されるので、感覚で撮影モードを選べるのが魅力。最初は同じ被写体を色々な雰囲気で撮影して見比べてみるのがおすすめです。
難しい撮影シーンでも失敗しにくいスペシャルシーンモード
ダイヤルにある「SCN」の「スペシャルシーンモード」では、シーンに合わせて撮影モードを選べば撮影に適した機能が自動で設定されます。明るい空と暗い空が混在する幻想的な逆光シーンを撮影したい場合は、スペシャルシーンモードの「HDR逆光補正」を選びましょう。1回の撮影で明るさが異なる3枚の写真が連続撮影されて、そのなかでも最もきれいに撮れた写真が記録されますよ。
CANON EOS Kiss X7の外観&基本操作をレビュー
ボディ正面
レンズの着脱はボタンで簡単にできる
レンズを取り付ける時はカメラ側の赤い丸とレンズの赤または白い丸を合わせて、カチッと音がするまで回すだけなので簡単です。レンズの取り付け部分の右側にある半月型のボタンは「レンズロック解除ボタン」。レンズを外す時は、ボタンを押しながら回転が止まるまでレンズを回せば外せます。レンズの着脱はとても簡単なので一度やればすぐに覚えられますよ。
ボディ背面
大きなモニターでライブビュー撮影がしやすい
カメラの背面には大きなモニター画面があります。モニター画面の右上にあるカメラマークのボタンを押せば、モニター画面を見ながら撮影ができるライブビュー撮影に切り替わります。EOS Kiss X7はモニターが動くバリアングル機能がありませんが、背面のモニター画面が大きいのでライブビュー撮影がしやすいです。 バリアングル機能は自撮りには便利ですが、故障の原因になりすいので初心者の場合はバリアングル機能がない方がかえって使いやすい人もいますよ。
タッチモニターが可能なのでメニュー操作しやすい
背面の大きなモニターはライブビュー撮影だけではなく、細かい設定をする時にも使います。EOS Kiss X7はモニターのタッチ操作が可能なので、普段スマホを使っている人なら簡単に操作がしやすいのが魅力。色々触れていれば感覚的に操作を覚えられるので、説明書を見なくても明るさなどの基本的な設定が可能です。タッチ操作の反応の強さを選べるので、自分が心地いい感覚で使えます。
ボディ側面
浅めのグリップは女性でも持ちやすい
EOS Kiss X7はサイズが小さいため、キヤノンの他の一眼レフカメラと比べるとグリップが浅く狭いのが特徴です。グリップが浅い作りの一眼レフは女性の小さな手でも握りやすく、手の平全体でカメラをしっかり支えられます。指が長い女性や手が大きな男性が握ると指の関節にレンズが当たる場合もありますが、カメラ自体が軽いので持ちにくさは感じにくいです。
ボディ底面
SDカードスロットはバッテリーボックスと同じ場所
底面には三脚をつけるためのネジ穴とフタがあります。フタの中はバッテリーを入れる電池室とSDカードのスロットになっています。カメラ背面の下にあるアクセスランプが点灯している場合は画像の記録や転送を行っているサインなので、底面のフタを開けないように注意。ランプ点灯中にフタを開けてしまうと、せっかく撮った写真が保存できない場合があります。
画像の転送にはEye-Fiカードが必要
EOS Kiss X7にはWi-Fi機能がないので、そのままではスマホやパソコンに撮影した写真を送れません。スマホやパソコンに写真を手軽に送りたい場合は、Wi-Fi機能を搭載したSDカード「Eye-Fiカード 」が必要です。Eye-Fiカードを使えば画像をパソコンやスマホに自動転送したり、オンライン上のサービスにアップロードができます。 EOS Kiss X7をより快適に使うためには、カメラ本体を購入する時に一緒にEye-Fiカードも用意するのがおすすめです。
Canon EOS Kiss X7の性能レビュー
オートフォーカス性能
9点AFは動かない被写体の方がきれいに撮れる
オートフォーカスとは被写体にカメラのピントを自動で合わせる機能。EOS Kiss X7は一眼レフ入門機では一般的な「9点AF」を搭載しています。9点AFは9個の目印でピントを合わせる形で、目印の数が多ければ多いほど素早くピントを合わせられますよ。
45点AFを搭載したEOS KissX9iなどの上位機種に比べるとEOS Kiss X7の9点AFは目印が少ないので、運動会など動きが速い被写体よりも動かない植物や風景の方が撮影が簡単です。動く被写体を撮影するモードがついているので、モードを使って撮影を重ねていれば動き回る被写体の撮影も慣れてくるでしょう。
動画撮影性能
軽いのでバリアングル機能がなくても動画撮影しやすい
一眼レフで動画撮影をするならバリアングル機能があった方が撮影がしやすいですが、EOS Kiss X7は軽いのでバリアングル機能がなくても動画撮影しやすいです。他の一眼レフの場合、バリアングル機能を使わずに視線の位置で動画撮影をすると手が辛いのですが、軽量なEOS Kiss X7は手が辛くならないのが魅力。 また動画撮影時に気になる「ジーッ」というAF騒動音ですが、キットレンズの「EF18-55レンズ」を使えばほとんど気になりません。
Canon EOS Kiss X7の初心者向けおすすめ設定・作例
全自動撮影
シーンインテリジェントオートを使用
一眼レフ初心者にとってEOS Kiss X7の嬉しい機能が全自動撮影の「シーンインテリジェントオート」。カメラが撮影シーンを解析して適した設定を自動で行ってくれるので、カメラの知識がない初心者でも簡単にきれいな写真が撮れますよ。被写体が9個の点の中央にくるように合わせてシャッターボタンを半押しすると、ピント合わせが行われます。ピントが合うと「ピピッ」と音がするので、音がしたらシャッターをボタンを全押しすれば撮影完了です。シーンインテリジェントオートを使えば説明書をじっくり読まなくてもきれいな写真を撮れるので、初心者が一眼レフに慣れるための便利な機能ですね。
初心者でもきれいに撮影できる
EOS Kiss X7の全自動撮影機能「シーンインテリジェントオート」で撮影した写真。一眼レフに初めて触った初心者が撮影した写真ですが、背景のボケ具合もきれいに出ています。ボケ感のある写真を撮りたい場合はボケ具合(F値)を自分で設定する必要がありますが、EOS Kiss X7は全自動撮影でもきれいなボケ感が出ていますね。今回の写真のようにメインの被写体を中央ではなく、少し端に置くときれいな構図で写真が撮れます。
シーンに応じてストロボが自動発動
全自動のシーンインテリジェントオートではシャッターボタンを半押しした後、必要に応じてストロボが自動で立ち上がります。暗い場所だけではなく明るい日中でも逆光の時などにストロボが立ち上がってしまうことがあるので、ストロボ禁止の場所では困ってしまいますよね。ストロボを使いたくない場合はダイヤルを回して「ストロボ発光禁止」に合わせます。ストロボ発光禁止モードでもカメラが撮影シーンに合わせて自動で設定を行ってくれます。
モード撮影
人物や風景など被写体に合わせたモード撮影が可能
撮影モードを選ぶダイヤルには、アルファベットだけではなく人や花のマークがあります。予想がつく人も多いと思いますが、EOS Kiss X7は被写体に合わせて適した撮影モードをダイヤルで簡単に選べますよ。人の顔のマークの「ポートレートモード」では、背景をぼかして人物を際立たせた写真を撮れます。山のマークの「風景モード」では、近くから遠くまで広い範囲でピントを合わせられます。花のマークの「クローズアップモード」では、植物などの小さな被写体をより大きく撮影することが可能です。
植物モードで被写体をくっきり浮きだたせる
花などの植物を大きく写すならダイヤルの花マークの「クローズアップモード」を使うのがおすすめ。先ほどの全自動撮影機能で撮ったアジサイの写真よりも、花がくっきり浮きだっているのが分かります。より被写体をきれいに浮きだたせたい場合は、背景がすっきりしている場所で撮るようにしましょう。実例写真のように被写体以外の花が背景に入らないようにすると、被写体の花がくっきりときれい浮きだちます。
スポーツモードなら動く被写体もきれいに撮れる
ペットが走っている様子や子供の運動会など、動き回る被写体の撮影なら「スポーツモード」を使うのがおすすめ。スポーツモードは連続撮影が設定されていて、シャッターを全押しすると1秒間で約4枚撮影します。上位機種に比べると1秒で4枚の連写は少ないですが、初心者にとっては使いやすいです。初心者の場合は最初は連続撮影に失敗するケースが多いので、連写の枚数が多いとそれだけ失敗写真が多く溜まってしまいます。
風景モードを使えば全体をくっきり撮影できる
きれいな風景を見つけたら、ダイヤルの山マークの「風景モード」で撮りましょう。風景の場合は植物とは違い、近くから遠くまで広い範囲でピントを合わせる必要があります。風景モードを使えば全体を色鮮やかにくっきりと撮影できますよ。風景を撮る時はズームレンズを広角にすると、風景の広がりを美しく表現できます。風景モードを使っている時はストロボが発光しないので夜景の撮影も可能です。
Canon EOS Kiss X7のメリット
持ち運びが苦にならない軽さ
一眼レフ初心者でも持ち運びの負担が少ない
EOS Kiss X7を使う一番のメリットは、やはり軽くて小さいところです。デジカメから一眼レフに変ると急に重くなるので、持ち運ぶのが億劫になってしまいがち。プロのように首からかけて持ち運ぼうとすると、首や肩が相当辛いです。EOS Kiss X7は一眼レフカメラの中でも最軽量と話題になっただけあって、持ち運びがほとんど苦になりません。上位機種に比べるとスペックは劣りますが、色々な場所に出かけて写真を撮るならEOS Kiss X7の軽さは大きなメリットですね。
カメラの知識がなくても操作が簡単
特に植物は初心者でもきれいに撮れる
EOS Kiss X7の魅力はコンパクトなサイズだけではなく、初心者でも扱いやすいシンプルな操作性にもあります。被写体に合わせてダイヤルでモードを選べるので、初心者でもシーンに合わせた撮影が可能。特に花などの植物の写真は、カメラの知識が全くない人でもきれいに撮影できます。全自動撮影でボケ具合や明るさの設定を行わなくても、被写体がきれいに浮きだった写真が撮れますよ。オートフォーカスが9点AFで少ないですが、植物のように動かない被写体ならすぐにピントが合います。
慣れてくれば動き回る被写体もブレずに撮影
スポーツモードなら一瞬のシーンも上手く切り取れる
EOS Kiss X7はオートフォーカスが9点AFで目印が少なめなので、動き回る被写体の撮影が苦手と言われています。確かに最初は運動会のような一瞬のシーンを切り取る撮影は難しいですが、慣れてくれば実例のような撮影も上手にできますよ。ダイヤルを「スポーツモード」に合わせて、どんどんシャッターを切ってみましょう。ちなみに子供やペットが遊ぶ様子くらいなら、全自動撮影でもきれいに撮れます。
Canon EOS Kiss X7のデメリット
手が大きいと少し持ちにくい点
男性が持つ場合は持ち方に工夫が必要
EOS Kiss X7は他の一眼レフカメラよりもサイズが小さいため、グリップが浅くて狭いのが特徴です。そのため指が太くて手が大きな男性が持つと窮屈に感じる場合もあります。しかしEOS Kiss X7は男性のユーザーも多く、持ち方を色々工夫して持ちやすい方法を編み出している人も多いです。手が大きな男性は持ちにくさを感じやすいですが、手が小さな女性の場合はグリップが広い一眼レフよりも手にフィットしやすいですよ。
バリアングル機能がない点
撮影する時の姿勢が限られる
EOS Kiss X7はモニターを動かせるバリアングル機能がないため、モニターを見ながら撮影するライブビュー撮影の姿勢が限定されるのがデメリット。バリアングル機能がある一眼レフなら立ったまま低い位置の撮影が簡単にできますが、EOS Kiss X7の場合はその姿勢ではモニターが見にくいです。子供の運動会など人混みの中で撮影する場合は、カメラと目線を離しても撮影しやすいバリアングル機能があった方が便利ですね。
WiFi機能がない
画像を移す時にSDカードを抜き差しするのが面倒
EOS Kiss X7にはWi-Fi機能がないため、写真をパソコンやスマホに移す時にSDカードを抜き差しする必要があります。SDカードを抜いてパソコンやスマホに画像を移す作業は意外と面倒なので、写真を移さないままになってしまう場合も多いです。またiPhoneの場合は、SDカードを使う時に「SDカードカメラリーダー」という道具が必要になります。もしEOS Kiss X7の購入を考えている場合は、Wi-Fi機能を搭載している「Eye-Fiカード」を使うのが便利です。
Canon EOS Kiss X7の口コミ・評判
高評価
初めての一眼レフカメラにおすすめ
今回はこちらのカメラで、近所を撮影してみました。
機種名 Canon EOS Kiss X7 ホワイト + EF 40/2.8 STM
単焦点レンズ付属なので、背景をぼかした撮影も可能です。
これからカメラを始めたい方にもオススメです。
色がホワイトで、可愛いと思います。
記憶に残る美しい写真たち
EOS kiss x7で撮った個人的に好きな4枚になります
めっちゃいいカメラやったな、、
低評価
活発に動く鳥は撮りにくい
登山で風景を撮るのには、僕の愛機EOS KissX7は小さくて軽くて電池持ちも良くて最高だと思ってるんですが、鳥を撮るのは厳しいなあ。
オートホワイトバランスが安定しない
オートホワイトバランスが安定しないのはエントリーモデルの特徴でもある
楽しむ用のカメラだもん
そんな所もお愛想です
Canon EOS Kiss X7で試し撮りするならレンタル
Canon EOS Kiss X7 は格安でレンタルができる
Canon EOS Kiss X7の中古品などがカメラショップやフリマサイトでお手ごろな価格で販売されていると、つい衝動買いしてしまいたくなりますよね。でも、ちょっと待ってください。実際に使ってみたら、以前使っていたカメラとボタンの配置などが違って使いにくい、求めている機能が揃っていなかったなどということがあるかもしれませんよ。Canon EOS Kiss X7の購入を考えているなら、まずはレンタルして試し撮りしてみるのがおすすめ。メーカーの公式サイトや口コミをチェックするのも良いですが、やはり実際に触ってみて操作性や重さを肌で感じたほうがCanon EOS Kiss X7を深く理解することができます。Canon EOS Kiss X7は比較的古い機種なので、格安でレンタルすることができますよ。
Canon EOS Kiss X7をレンタルするならモノカリ
Canon EOS Kiss X7で試し撮りをしてみたいなら、格安でレンタルすることができるカメラレンタルのモノカリがおすすめです。Canon EOS Kiss X7なら、なんと3,780円からレンタルが可能。しかもSDカードが付いているので、自分で用意する必要がありません。バッテリーも満タンの状態で届くので、レンズ付きのキットをレンタルすれば受け取ってすぐに撮影ができますよ。ボディやレンズキットのほかにも、CANON EF-S 55-250mm F4-5.6が付属したダブルズームキットもレンタルできるので、望遠レンズを使ってみたい方にもおすすめです。ぜひ、カメラレンタルのモノカリでCanon EOS Kiss X7をお試ししてみてくださいね。