2016年に発売され、4年経った今でも人気のあるGoProHERO5Black。弊社のGoProレンタルの中でも、GoProHERO7に次いで人気のモデルです。手頃な価格にも関わらず高性能なアクションカメラで、GoPro初心者にとってはうってつけのモデルです。そんなGoPro5と比較対象に挙がるのが、GoPro6。GoProレンタルを検討されるお客様の中でも特に悩む部分の一つです。GoPro6はGoPro5の後継機で、2017年に発売されたモデルです。カメラの頭脳と言えるマイクロチップが変わり、強力な手ブレ補正と60のフレームレートが加わりました。今回は、そんなGoPro6とGoPro5を徹底比較していきます。デザインから機能面まで、GoProを1000回以上貸出してきたスタッフがそれぞれの異なる点をご紹介します。この記事を読めば、GoPro5か6どちらを選べばいいかきっと明快になりますよ。
この記事を書いた専門家
GoProや一眼レフ等のカメラをはじめとした家電レンタルサイト「モノカリ」の公式アカウントです。実際に購入して試してみた実体験に基づくカメラのレビューや家電専門家によるおすすめ商品をご紹介しています。
HERO6 BlackとHERO5 Blackのおさらい
GoPro HERO5 Black
2016年に発売されたGoProhero5 black。4とは異なり、防水ハウジングを付けなくても水中で使用することができるようになりました。ディスプレイはタッチパネルでサクサク操作することが可能です。音声でシャッターを切ることも可能でハンズフリーで撮影することも。
GoPro HERO6 Black
表面のカラフルなロゴが印象的なGoPro HERO6 black。GoPro5の性能の2倍と言われるチップ、GP1が採用されより精密な動画撮影が可能になりました。手ブレ補正がより高性能になり、激しい動きも綺麗な映像に残すことが可能に。GoPro5よりも細かい動画撮影ができるのでスローやコマ送り動画にも適しているモデルです。
HERO6 BlackとHERO5 Blackのスペック比較表
GoPro HERO5 Black | GoPro HERO6 Black | |
---|---|---|
発売日 | 2016/9 | 2017/9 |
新品価格 | 販売終了 (2020/5時点) | ¥32,000円 (2020/5時点 最安) |
レンタル価格 | 4,830円 | 6,630円 |
チップ | Ambarella社のSoCチップ | ソシオネクスト社のGP1チップ |
動画 | 4K/30FPS | 4K/60FPS |
タイムラプス | 〇 | 〇 |
写真 | 1200万画素 | 1200万画素 |
RAW | 〇 | 〇 |
スーパーフォト | × | × |
連写(FPS) | 30fps | 30fps |
耐久水深 | 10m | 10m |
音声コントロール | 〇 | 〇 |
音声起動 | 〇 | 〇 |
手振れ補正 | 〇 | アドバンス |
タッチスクリーン | 〇 | 〇 |
タッチズーム | × | 〇 |
縦向き | × | × |
タイムワープ | × | × |
ライブストリーミング | × | × |
HDR | × | × |
写真タイマー | × | × |
音声 | ステレオ | ステレオ |
質量 | 117g | 117g |
サイズ(幅×高さ×奥行き)/mm | 62.3×44.9×33 | 62.3×44.9×33 |
HERO6 BlackとHERO5 Blackを比較
外観・デザインを比較
右下に青色マークが付いているのがGoPro6
大きさ・重さ・形は全く同じで違いはありません。ベースの色もグレーで変わりはありませんが、正面右下のロゴの色がGoPro HERO6では青色になっています。ただ、GoPro6の初期版はロゴの色もグレーになっており、側面き書かれたバージョン以外は全く同じデザインになっています。少しややこしいですね笑
GoPro HERO6とHEOR5のスペック比較
マイクロチップがバージョンアップ
GoPro5では、アンバレラ社のマイクロチップを採用していました。アンバレラは人工知能のマイクロプロセッサを開発しているアメリカの上場企業です。GoPro6では、アンバレラから日本企業のソシオネクスト社のGP1チップに変更になりました。富士通とパナソニックが持つノウハウを活かし、GoPro独自のマイクロチップを開発。これにより、タッチスクリーンの早さや画像処理能力、バッテリーの持ちの長さなど、操作性が遥かにレベルアップしました。
フレームレート(コマ数)が倍になりより滑らかな動画に
動画再生の肝になるのがフレームレート(fps)です。動画は無数のコマで出来ており、フレームレートとはこの「コマ数」のことを示します。パラパラ漫画の一枚一枚の紙を想像して頂けると分かり易いかもしれません。パラパラ漫画だと、枚数が多ければ多いほど、見える絵が細かくなりますよね。動画の場合は、1秒間で見せる静止画を数値で表したものがフレームレートとなります。GoPro5はフレームレートが30なので、1秒間の静止画が30枚ということに。一方で、GoPro6はフレームレートが60とGoPro5の倍の数値になり、より滑らかで鮮明な動画を撮影することが可能になりました。
4Kのフレームレート60というのは、ソニーの高価格帯ビデオカメラであるAXシリーズと同等スペックになります。本格的なハンディカムにも負けない画質撮影ができるのはGoPro6の魅力ですね。
強力な手ブレ補正機能によりブレを抑制
カメラを持っていると自然発生してしまう手ブレ。自分が認識していなくても撮影に当たってブレは絶対に発生してしまうものです。動画撮影の際、GoPro5では細かい手ブレで映像が上下することがありますが、GoPro6では上下動が少なく、焦点が真っ直ぐのままの動画撮影が可能に。上記動画の1分16秒あたりで、GoPro5は画面が上下に揺れている一方でGoPro6で撮影した動画では全く揺れていないのが分かります。
タッチズーム機能により簡単に拡大撮影が可能に
GoPro5ではズーム撮影ができなかったため、別途ズームレンズを購入する必要がありました。一方でGoPro6ではタッチズーム機能が搭載。タッチスクリーンを2回タップするとズームレバーが現れます。ズームレバーを上下に操作すれば、ズームの度合いを調整することができます。GoPro6でズームができるようになったものの、光学ズームではなく電子ズームの方式を取っています。元の画像をただトリミングして拡大しているだけなので、ズームすればするほど粗い画像になることはご留意ください。
夜でも綺麗な動画撮影が可能に
↑左がGoPro6。GoPro5に比べてより人がはっきりと写っていることがわかります。
夜景を綺麗に撮影するモードであるナイトフォトモードはGoPro5、GoPro6共に搭載されています。しかし、光が少ない場所で撮影すると、GoPro5よりもGoPro6の方がよりクッキリと被写体を捉え映像化してくれるようになっています。
色が原色により近くなった
GoPro6を使ってみて、5に比べてより原色に近い色の撮影が可能であることがわかりました。空の色がより濃い青に、緑の色がより濃い緑になっています。GoPro5に比べて発色の良さがいいのもGoPro6の特徴ですね。
GoPro5と6を比較した結論
動画には大きな差がある・より綺麗に動画撮影をしたいならGoPro6
動画撮影において、4K/fps60というのはとても魅力があります。fps60により、GoPro5では少しカクカクしていた動画がGoPro6ではより滑らかになったなと、視覚レベルで感じました。また、手ブレ補正でも大きな差がありました。動くとガタつくGoPro5に比べてGoPro6ではブレることがありませんでした。動きながら撮影するなら、手ブレ補正で焦点がブレないGoPro6で決まりではないでしょうか。
GoPro5と6を比較するならレンタルがおすすめ
レンタルならGoPro5を1日数百円から利用できる
どんなシーンも素敵な写真や動画にしてしまうGoPro。一台買ってみたいところですが、本体・SDカード・自撮り棒・ケース・防水ハウジングなど一式を揃えると最低でも3万円以上は必要になります。また、日常ではあまり使わない方にとって、1年に数回使うカメラに3万円を使うのは少しためらわれるところではないでしょうか。また、GoPro5と6どちらがいいかわからない方にとっても、一度使って試してみたいもの。
↑GoProの初心者セット。本体・SDカード・自撮り棒・ケース・防水ハウジング・充電器などGoPro一式を1日数百円でレンタル。
モノカリのレンタルであれば、GoProがなんと4000円台~で使うことが可能です。自撮り棒が付いた初心者用セットでも5000円~と買うよりも圧倒的にお得に利用できますよ。1日から1ヶ月単位でレンタルもでき、長くレンタルすれば、1日当たり数百円で借りることも。GoProを数百円で試すことができるのはモノカリだけです。