Canon EOS Kiss X10を徹底レビュー!初心者向け一眼レフカメラ【作例も】

カメラを扱うプロが初心者向け一眼レフのCanon EOS Kiss X10をレビュー

写真撮影を趣味として楽しめるようになり、今では多くの人が自分用のカメラを持つようになりました。様々なカメラの種類がある中で、性能において最も優れた印象を与えるのが一眼レフカメラではないでしょうか。高性能であるがゆえに、カメラ初心者にとっては手が出しにくいカメラでもあります。しかし、一眼レフカメラに用いられる電子技術は年々進化しており、キヤノンやニコンなどの各メーカーからは一眼レフ入門機のラインナップが続々と登場しています。そこで今回は、多くのカメラ初心者の方に支持されている「EOS Kiss X10」を、カメラのレンタルサービスを行う「モノカリ」で日々カメラを扱うスタッフが詳しく紹介します。実際に使ってみた感想や作例も載せているので、購入を検討されている方は参考にしてみてくださいね。

Canon EOS Kiss X10とは?

Canon一眼レフのエントリーモデル

「EOS Kiss X10」は2019年4月にキヤノンから発売された一眼レフカメラ。キヤノンの一眼レフカメラの中でもエントリーモデルの位置付けとなり、初めて一眼レフカメラを持つ方に多く選ばれる一台です。初心者向けの「EOS Kiss」シリーズには他にも、「EOS Kiss X10i」や「EOS Kiss X9i」、「EOS Kiss X90」などの機種があります。似通った名前なので、各種どのような違いがあるのか気になりますよね。

簡単な見分け方として、数字の後ろに「i」が付いているのが既存モデルの上位機種です。上位機種は既存モデルに備わっている基本性能を維持したまま、スペックの向上と新機能の追加により値上がりしているのが特徴。また、初心者向けの既存モデルは使う人が限られる機能を省き、軽量化されている場合も多いので一長一短です。

Canon EOS KISS X10の総合評価

総合評価92点
機能性★★★★☆
(ブルートゥース接続、4K撮影、軽量)
デザイン★★★★★
(シンプルな外観、3色展開)
操作性★★★★★
(オートフォーカスですぐ撮影可能)

まず、X10を総合評価すると92点といったところでしょうか。4Kの高画質動画撮影ができ、片手で持てる400g、AF(オートフォーカス)で簡単に撮影が可能と、一眼レフ初心者にとっては抜群に使いやすい機種です。その一方で、AF測距点が9点のため、普段からフルサイズ機を使う上級者にとっては物足りない点も。とはいえ、「動画と写真を簡単に高画質で撮り、かつ持ち運びに適した一眼レフが欲しい!」という初心者にとって贅沢な望みを叶えてくれる数少ない機種であることは間違いありません。

X10と他EOS KISSシリーズ(X10i/X9i/X9)のスペック比較

商品画像Canon EOS Kiss X10Canon EOS Kiss X10iCanon EOS Kiss X9i
商品名EOS Kiss X10EOS Kiss X10iEOS Kiss X9EOS Kiss X9i
最安価格(2021年9月時点)56,800円109,999円35,000円56,800円
発売日2019年4月25日2020年6月25日2017年7月28日2017年4月7日
有効画素数約2410万画素約2410万画素約2420万画素約2420万画素
常用ISO感度100〜25600100~25600ISO100~25600100~25600
映像エンジンDIGIC 8DIGIC 8DIGIC7DIGIC7
センサーサイズAPS-CAPS-CAPS-CAPS-C
AF測距点9点45点9点45点
連続撮影速度約5.0コマ/秒約7.0コマ/秒約5.0コマ/秒約6.0コマ/秒
動画記録画質4K4KFull HDFull HD
動画撮影時間29分59秒29分59秒29分59秒29分59秒
画像転送
(無線通信​)
スマホ・PC可
(Wi-Fi/Bluetooth)
スマホ・PC可
(Wi-Fi/Bluetooth)
スマホ・PC可
(Wi-Fi/Bluetooth)
スマホ・PC可
(Wi-Fi/Bluetooth)
サイズ122.4 x 92.6 x 69.8 mm131.0 x102.6 x 76.2mm122.4×92.6×69.8 mm131.0 x 99.9 x76.2mm
重量449g515g453g532g

カメラの頭脳とも言われる映像エンジンが最新なのは、比較的新しく発売されたX10とX10iです。高性能な映像エンジンが使用されていると、撮影時の処理性能が向上し、カメラ初心者にありがちな手振れやピンボケなどの「写真の失敗」が減ります。また、「i」が付く上位機種のX10iとX9iの共通する特徴は、AF測距点と呼ばれる自動でピントを合わせてくれる範囲が「45点」と広いこと。動き回る被写体にピントが合いやすいので、「9点」のX10に比べてスポーツの撮影や動物の撮影に有利です。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
見た目やサイズ感に大きな違いはありません。しかし、実際に持ってみると、X10に比べて上位機種のX9iやX10iはやや重い印象です。X10とX9は重さ僅か4gの差なので、手に持ってみても違いは感じられません。

X10は何が進化した?旧モデルX9と比較

オートフォーカス(AF)性能が大幅に向上

X10とEOS Kiss X9に共通する特徴は、どちらも最軽量の一眼レフであることが挙げられます。二台とも手軽に手持ち撮影できる軽量モデルですが、X10は最新映像エンジンを搭載。X9の「DIGIC7」から「DIGIC8」に進化しています。これにより、処理動作が早くなり、X9より瞬時にピントが合います。また、X10は人物の瞳を検知してピントを自動で合わせる機能を搭載しているので、表情が際立つポートレート撮影に強いです。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
X10とX9とでは、綺麗な写真を撮る上での性能に大きな違いはありません。新しいものに拘らず、より安く購入したい場合は、型落ちモデルのX9を検討しても良いでしょう。

一世代前でもX10より高性能?上位機種モデルX9iと比較

性能面では劣るが、操作性が良いのはX10

X10の方が新しいですが、EOS Kiss X9iはエントリーモデルの中で上位機種の位置付けです。上位機種のX9iは、EOS 90DやEOS 6D Mark IIなど、キヤノン一眼のミドルクラスに該当するモデルの性能を一部継承。AF測距点が45点あり、性能面でX10の9点を大幅に上回ります。しかし、よほど被写体が意図しない動きをしない限り、9点でもきちんとピントは合います。X10には、カメラ初心者の方がオーバースペックにならない工夫がたくさん。スナップ写真や動画撮影などに影響する、基本的な機能だけを残すことで、x9iよりも約80gも軽量化。ボタンの数も少ないので、使いやすさではX10に軍配が上がります。

同世代の上位機種との違いは?最新モデルX10iと比較

AF性能と連写性能が高いX10iは動体撮影向け

X10iは45点の測距点に加え、瞳AFの機能が進化。X10ではカメラを覗き込んでの撮影時にしか瞳を検知できませんでしたが、X10iは液晶モニターを見ながら瞳にピントを合わせることが可能です。また、連写性能もX10が「5コマ/秒」だったのに対し、X10iは「7コマ/秒」まで向上。1秒間に撮れる枚数が増えたので、狙った瞬間を逃しにくいです。AF性能と連写性能の高さから、常に動き回る子供やペットの撮影がメインの方は高額なX10iも選択肢に入るでしょう。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
X10もX10iも他の機種には備わっていない4K動画に対応しているので、高精細な動画を撮影したい方には嬉しいですね。

Canon EOS Kiss X10のセット内容・付属品

カメラ本体のみとレンズ付属のセットから選べる

商品画像
商品名EOS Kiss X10
ボディ
EOS Kiss X10
レンズキット
EOS Kiss X10
ダブルズームキット
最安価格(2021年7月時点)61,800円68,700円81,900円
内容カメラ本体カメラ本体
+標準ズームレンズ
カメラ本体
+標準ズームレンズ
+望遠ズームレンズ

EOS Kiss X10のセット内容は大きく、カメラ本体のみの「ボディ」と、標準ズームレンズや望遠ズームレンズとセットで購入できる「キット」に大別できます。レンズを持っていないカメラ初心者の方は、レンズが付いてきてすぐに使用できるキットを買うことがほとんどです。反対に、レンズを既に持っており、2台目以降のカメラ購入を検討してる方は、ボディ単体での購入も選択肢に入るでしょう。一例として、旧モデルのEOS Kiss X9を「キット」で購入している方であれば、X9のレンズがX10にも適合するので、使い回しができます。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
シグマやタムロンなどのレンズメーカーからも、キヤノンの一眼レフに適合するレンズが販売されています。サードパーティー製でお目当てのレンズがある方も、ボディ単体での購入を検討されても良いでしょう。また、キヤノンからも標準レンズや望遠レンズの他に、広角レンズなどキットには含まれない別の種類のレンズもあります。

レンズ付きのセットはレンズキットとダブルズームキット

そもそもキットに含まれるズームレンズとは?

商品画像
商品名EF-S18-55mm F4-5.6 IS STMEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
レンズタイプ標準ズームレンズ望遠ズームレンズ
レンズ単体の最安値(2021年7月時点)6,900円9,900円
ピント合わせ手動/自動手動/自動
ピントが合う最も近い距離0.25m0.85m
対応センサーサイズAPS-C専用APS-C専用
ズーム幅18~55 mm55~250 mm
開放F値F4-5.6F4-5.6
フィルター径58mm58mm
最大径×長さφ66.5mm×61.8mmφ70.0mm×111.2mm
重量約215g約375g
手ブレ補正機構

ズームレンズは、スマホのズーム機能のように、被写体に寄ったり引いたりできるレンズ。種類は「広角」「標準」「望遠」の三つに分けられます。三種類のうち、X10のキットに付属するズームレンズは「標準」と「望遠」の二つです。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
商品名のレンズ表記をよく見ると、「○○-○○mm」と書かれていますね。この数字が大きいほど、より遠くのものまで撮れると考えると分かりやすいかもしれません。

レンズキットは標準ズームレンズのみ付属

レンズキットを購入した場合、標準ズームレンズがカメラ本体と一緒に付属します。「標準」なので、「広角」よりはズームができるけれど、「望遠」よりは被写体に寄れないということになります。よって、自分の目で見たイメージに近い写真を撮るなら、標準ズームレンズ付属のレンズキットがおすすめです。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
ここでのズーム距離の比較は、あくまで撮影者が同じ位置から写真を撮っているケースです。広角レンズを使用した場合でも、撮影者が被写体に近づけば寄りの写真が撮れます。

ダブルズームキットは標準ズームレンズと望遠ズームレンズが付属する

ダブルズームキットはレンズキットと異なり、「標準」に「望遠」が加わり、レンズが二本ついてきます。「望遠」は遠くのものを撮る際に活躍するので、離れた観覧席から撮影する運動会や、木の上にいる野鳥撮影などに適しています。一見、どんな撮影シーンでも有利に思える「望遠」ですが、写真に写る範囲が狭まるというデメリットも存在します。一例として、海の上を長く伸びる橋をバックにして記念写真を撮ろうとするとき、「望遠」では人物をアップで撮ろうとすると後ろの橋がほんの一部しか映りません。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
望遠レンズは遠くにある被写体に寄って大きく撮るは得意ですが、背景全体を写すのが苦手です。対して、広角レンズであれば被写体に寄った状態でも、広い範囲の背景を撮影することが可能です。

Canon EOS Kiss X10の特徴

液晶モニターの角度を自由に変更できる

「EOS Kiss X10」にはバリアングル液晶が採用されています。前後180度に回転するのが特徴で、通常ファインダーを覗いて写真を撮るところを、大きな液晶画面を確認しながら写真が撮れます。一例として、低い位置にある被写体を撮影する際、わざわざ屈んだ体勢で撮る必要がなく、液晶を傾けるだけで構図の確認ができます。反対に、高い場所にある被写体に対しては、カメラを頭上に持ち上げた状態でも、液晶を斜め下に傾けておけば写り具合を確認することが可能です。

また、バリアングル液晶を採用している一眼レフカメラの場合、自撮り撮影をするときにレンズを自分に向けたまま液晶画面を確認できるので便利です。「EOS Kiss X10」は液晶画面上でのタッチ操作にも対応しているため、本体を体から離した状態でも直感的操作で簡単にシャッターが押せますよ。スマホと同じような感覚で操作できるのが嬉しいですね。

撮影モード設定時の説明画面が分かりやすい

「EOS Kiss X10」には7つの撮影モードが搭載されており、設定を切り替える毎に詳細が液晶画面に表示されます。少しカメラに慣れてくると、細かい設定を行った上での写真撮影にもチャレンジしたくなるのではないでしょうか。例えば「F値」などの数値を伴う設定は、数字の大小で撮影後にどのような変化が起こるのか中々覚えられないもの。「EOS Kiss X10」なら、各撮影モードの効果を忘れてしまった場合でも、説明書きを見ながら上手に撮影することができますよ。簡単なタッチ操作で微調整でき、撮影時の注意点も教えてくれるのが嬉しいですね。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
「EOS Kiss X10」は、カメラ初心者の方にも使いやすいように撮影モードが7つに厳選されています。一眼レフの小難しいイメージを払拭する一台です。

一眼レフの中でも軽量で持ち運びに便利

「EOS Kiss」シリーズの一眼レフの中で、最も軽量化されているのも特徴の一つです。「EOS Kiss X10」の本体重量は約499g。一眼レフで500gを下回るかどうかは、軽量かつ小型のカメラを選ぶ上で一つの基準になります。重量が532gある「EOS Kiss X9i」と持ち比べてみると、重さが大分違うことが感じ取れます。たった100gの差ですが、持ち歩くことを想定すると、他のカメラに比べて重いと感じる一眼レフカメラが軽量・小型であることはとても重要です。「EOS Kiss X10」よりも軽い初心者向け一眼レフはニコンの「D3500」くらいです。しかし、「D3500」にバリアングル液晶は搭載されていないので、性能面では「EOS Kiss X10」の方が一枚上手ですね。

実際に写真を撮るときには、本体重量に加えて別途取り付けるレンズの重さも加わります。本体とセットで販売されている標準レンズの重さを加えると約1kgにもなりますよ。ペットボトル飲料1本分の重さが約500gなので、撮影時は2本持ち歩くイメージですね。これが「EOS Kiss X10」のようなエントリーモデルではなく、カメラ上級者が使用するハイエンドモデルになると1.5kgくらいになります。この重さはペットボトル飲料に換算すると約3本分に相当するので、移動時や撮影時の負担を少しでも軽くするためにも、一眼レフカメラを選ぶ際には重視したいポイントです。

深めのグリップが握りやすい

軽量で小型な一眼レフカメラの場合、気になってくるのが操作感。あまりにも軽くて小さいと持ちにくいイメージがありますよね。「EOS Kiss X10」は本体を掴むグリップ部分が深めに設計されているため、指の第一関節がしっかりと収まり、第二関節を違和感なく曲げることができます。グリップ部分が浅い設計だと、指と手のひらで本体をしっかりと掴んでいるホールド感が得られないため、手ブレや落下の原因に繋がる場合もあります。深めのグリップは手の小さな女性でも握りやすい形状ですね。

カラーバリエーションが豊富

カメラの性能には直接関係しませんが、持ち歩くのであればデザインにもこだわりたいですよね。「EOS Kiss X10」は生産が終了したモデルを除き、「EOS Kiss」シリーズの一眼レフで唯一カラーバリエーションの展開があります。定番カラーのブラックも良いですが、ホワイトやシルバーなど一眼レフには珍しいカラーのカメラを持つことでおしゃれな雰囲気を演出できますよ。特にシルバーは持ち手の部分に差し色のブラウンが取り入れられており、一眼レフカメラの無骨なイメージを感じさせないデザインです。カメラ女子には必見ですね。

一眼レフ初心者でも簡単に写真が撮れる

特に難しい設定をしなくても簡単に綺麗な写真が撮れます。AF(オートフォーカス)機能が予め設定されているので、シャッターボタンを半押しするだけで自動でピントが合います。撮りたいものにピントが合うことで、写真がボケるのを防ぎます。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
ピントが合わない場合、AF(オートフォーカス)機能を作動させるスイッチがオフになっている可能性があります。キヤノン製レンズの場合、「AF/MF」と書かれたスイッチがレンズ側面に付いているので確認してみましょう。

Canon EOS Kiss X10のデメリット

ピントを合わせるための枠が9点しかない

動かない被写体は問題ないが、スポーツシーンや動物の撮影には不向き

ピントを合わす際に表示される枠の部分を測距点と言い、測距点が多いほどピントを合わせやすくなります。入門機の一眼レフは9点のモデルも多いですが、ハイクラスになると数十から数百点のモデルまで存在します。測距点が多いと、ピント合わせの範囲が広がり、動いているものを撮る際には有利。同じ入門機のEOS KissX9iは測距点が45点もあるので、Kissシリーズで比較すると測距点9点はX10のデメリットと言えるでしょう。

Canon EOS Kiss X10の外観&基本操作をレビュー

ボディ正面

レンズの着脱が簡単

カメラ本体とレンズの取り付けは簡単。丸い接合部にレンズを嵌め、時計回りにカチッと音がするまで回せば装着完了です。取り外す際は、本体右端にあるレンズロックを解除するボタンを押しながら、左にレンズを回すとすぐに取れます。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
ミラーレス一眼カメラと異なり、シャッターボタンの接地面が水平ではなく傾斜が付いているのも押しやすくて便利ですよね。

ボディ背面

一見難しそうに見えるボタン配置

ボタンがたくさんあるので、どのボタンを押せば良いか迷いますよね。写真撮影の場合、赤印の付いたカメラマークのボタンを押したあとに、正面のシャッターを切るだけで綺麗な写真が撮れますよ。複雑な撮影モードにする場合を除き、他のボタンはあまり使用しません。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
見落としがちなのが、電源スイッチを操作する部分に動画撮影の切り替えがある点。動画を撮りたいときは、ダイヤルをビデオカメラのマークがある一番左まで回すことで撮影できます。

ボディ側面

専用ストラップを通して本体落下を防止できる

ストラップ用の通し穴があるのでネックストラップと一緒に使えます。ストラップは基本的に別売りなので、カメラを落としそうで不安な方は併せてチェックしておくと良いでしょう。他にはminiタイプのHDMI端子が入る挿入口もあります。パソコンに直接接続してデータを移行するときに便利ですね。反対側のマイク端子はマイクを別途取り付けて動画などを撮影する際に使いますよ。

ボディ底面

バッテリーやSDカードの差し込み口

底面のフタを開けるとバッテリーを入れる場所があります。バッテリー持続時間は撮影可能枚数に換算すると約1,070枚も撮ることができますよ。データを保存するSDカードの差し込み口も同様の位置です。予定している写真の撮影枚数や、4KやフルHDなど撮りたい動画の種類に合わせて、最適なSDカードを選ぶと良いでしょう。

専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
銀色の空洞になっている部分には、三脚の固定ネジが刺さります。

Canon EOS Kiss X10の性能をレビュー

AF性能

9点AFは他の機種に比べて見劣りする

AF(オートフォーカス)はピントを被写体へ自動的に合わせる機能です。ピントが合わないと撮りたい対象物がぼやけて写ってしまいますね。「EOS Kiss X10」は中央クロス9点AFセンサーを搭載しています。ピント合わせを行う中央枠を8点の枠が取り囲んでいます。これにより、被写体が移動して中央からピントがズレた場合でも、周囲を取り囲むセンサーが反応し、標準を戻して調整してくれる仕組みです。測距点という言葉で表現され、測距点の数が多いほどピンぼけしにくいメリットがあります。実際のところ、一眼レフでは45点を採用している機種が大半で、9点AFは他のカメラに比べて数が少ないと言えます。

オートフォーカスで動く被写体もしっかりキャッチ

子供の運動会やスポーツ観戦など、被写体は常に止まっているわけではありませんよね。子供がすべり台から滑ってくるのを下で待ち構えていた場合はどうでしょう。9点AFでもピンぼけすることなく綺麗に撮れていますね。「EOS Kiss X10」には瞳を検知するオートフォーカスが備わっているため、カメラに写った人物の顔を捉えたままピントを正確に合わせてくれます。被写体が動いても自動で追ってくれるので、このように動きのある生き生きとした写真を撮影することができますよ。また、人物が複数いる場合、初期設定ではカメラとの距離が近い対象にピントが合いますが、液晶のタッチ操作で簡単にピントを変えることが可能です。

連写性能

1秒間に最高5コマの連続撮影が可能

最高5コマの連続撮影に対応

動き回る被写体まで正確に捉えられることが分かりましたが、必ずしも最初の1枚で満足のいく写真が撮れるとは限りません。特に動きのある対象物の場合、ベストショットを逃してしまうと二度と同じシーンは撮影できません。そんなシーンで活用したいのが連写機能。「EOS Kiss X10」は1秒間に最高5コマの連続撮影に対応しています。また、上位モデルの「EOS Kiss X10i」は最高約7.0コマ、「EOS Kiss X9i」は最高約6コマです。

撮影後にゆっくりベストショットを選ぶことができる

こちらはスケートボードでジャンプした瞬間を、連写機能を使って撮影された写真です。このように、表情が崩れやすい動きの中でも決定的瞬間を逃しません。たくさんの候補の中から、ベストショットの写真を選ぶことができますよ。その他、子供やペットが走り回っている状況や、細かい動きをするスポーツシーンなど、シャッターを切るタイミングが難しい場面で活躍してくれます。

動画撮影性能

4K動画で高画質な作品に仕上がる

「EOS Kiss X10」は静止画だけでなく、動画も綺麗に撮ることができます。「EOS Kiss X9i」のフルHDの約4倍の解像度を誇る4K対応で、ハイレベルな動画作品に仕上がります。一回の動画撮影時間は最長で約29分59秒です。また、高画質な動画は部分的に切り取って静止画にしたり、一コマずつ撮影したものを繋げてコマ送り動画のように見せるタイムラプス動画の作成も可能。パソコンで編集せずともカメラ一台で完結してしまいます。

イメージセンサー

多くの一眼レフに搭載されているAPS-Cセンサー

イメージセンサー(撮像素子)はカメラの内部に埋め込まれた、レンズに入る光を電気信号に変換する部品です。イメージセンサーのサイズが大きいほど、カメラで撮ったときの写真が高画質になります。イメージセンサーには様々なサイズが存在し、「EOS Kiss X10」に使用されているのはAPS-Cサイズと呼ばれるものです。大きさで言うと上から二番目にあたり、他の「EOS Kiss」シリーズにもAPS-Cサイズが使用されています。性能面で比較すると一番大きいフルサイズのカメラが欲しくなりますが、フルサイズはプロ向けで高価なため、価格と画質のバランスがとれたAPS-Cサイズの一眼レフがおすすめです。

大型APS-Cセンサーならではの芸術的なボケ味

APS-Cはフルサイズよりボケにくいと言われますが、「EOS Kiss X10」で綺麗なボケ感のある写真を撮るのは難しいのでしょうか。こちらは背景をボカして被写体がクローズアップされた写真です。「EOS Kiss X10」に内蔵された大型APS-Cセンサーならではの、大きなボケ味が出せています。ポイントはカメラと被写体の距離。被写体に近づいて撮影することで、美しいボケ具合を表現することができますよ。

ISO感度

感度の幅が広いので様々な撮影シーンに対応可能

ISO感度とはカメラが光を感知できる度合いを表しています。ISOの横に書いてある数字に関して、通常撮影に利用するのは100~6400程で、撮影場所によって適切な値が異なります。大凡の目安ですが、明るい場所ですとISO100、暗い場所ならISO3200程度に設定するのがおすすめ。暗いシーンで低いISO値を用いると手ブレが発生しやすく、反対に明るい場所で高いISO値を用いるとノイズと呼ばれる画像の劣化で画質の粗い部分が目立ってしまいます。「EOS Kiss X10」の最高ISO感度は25600。この最大数値を使用するのに適した場面は、室内スポーツや真っ暗な場所に限られますが、備わっていて損はないスペックです。

暗い場所でISO感度を上げても画質は綺麗なまま

ISO25600に設定し、花火の灯りだけの空間で撮影されています。花火を持っている人の表情から持ち手の部分までくっきりと写っていますね。また、高感度で撮る場合はノイズが発生しやすくなりますが、今回画像を拡大しても劣化はみられません。「EOS Kiss X10」には、上位機種のX10iと同様にキヤノン独自の映像エンジン「DIGIC 8」が内蔵されており、ノイズを防ぐ性能が大幅に向上していますよ。映像エンジンはカメラの頭脳とも言える重要なパーツで、他の機種と比べて画像処理能力が上がっていると言えます。

Canon EOS Kiss X10のおすすめ撮影シーン・作例

スナップショット

奥行きを出すなら地面を写す

スナップショットの例

「EOS Kiss X10」はコンパクトなデザインなので、持ち歩きながらの撮影に適しています。作例はローアングルから、バリアングル液晶を傾けて空を見上げるような視点で撮影されています。ポイントは構図に地面をたくさん入れること。前面と背面の境界が強調されることによって綺麗な奥行きが生まれます。ファインダーを覗く必要がないので、人だかりの多い場所でも気軽に撮影することができますよ。

鉄道フォト

動き続ける被写体には「AIサーボ」機能

鉄道フォトの例

線路の脇で電車を待ち変えて正面から撮られた写真です。シャッターチャンスを逃して電車が通り過ぎてしまわないよう、連写モードに切り替えて撮影されています。10コマ目が採用されており、次のカットで先頭車両がフレームアウト。ポイントは連写モードと併せて、動きのある被写体を追尾してピントを合わせる「AIサーボ」機能が活用されている点です。速度が出ている乗り物に対しても高精度にピントを合わせ続けてくれるので、ブレなく綺麗な写真を撮ることができますよ。

星空撮影

ノイズが発生するISO値を見極める

星空撮影の例

真夜中の公園で撮影された天の川です。手持ちで撮られていますが手ブレは起きていません。撮影のポイントはISO3200に設定し、感度を上げていることです。高感度のデメリットである画像の劣化も目立ちません。これ以上ISO値を上げるとノイズが目立ってくるので、3200が限度ですね。どうしても手ブレが起きる場合は、三脚を利用するか、高速シャッターで複数枚写真を撮ると成功しやすいですよ。

Canon EOS Kiss X10の口コミ・評判

高評価

自分への誕生日プレゼント

1ヶ月程遅めの自分への誕プレということで、前々から欲しいと思っていた一眼レフを購入!!
カメラのことは全くわからんけど少しずつ勉強していこ!

状態の良い中古品なら綺麗でお得

使用感少なめの中古品ですがカメラ変え換えました!
300mmの望遠レンズ付き。
専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
「EOS Kiss X10」の望遠ズームレンズは定価で5万円前後しますので、中古品は賢い選択ですね。また、レンタルサービスを利用すると、一例としてCANONの望遠ズームレンズが3日間2,730円から試し撮りできますよ。

カメラ初心者の子供でも簡単撮影

散らかったままのリビングに
レンズを向けて
「めちゃくちゃ
 キレイに撮れた♥」
「うわぁ 散らかった部屋が
 よりハッキリ散らかって
 撮れた♥」
「やばい  才能あるかも♥」
など言いながら
キャッキャ喜んで
撮影しています

これからたくさん
良い写真撮って欲しいです

低評価

背景のぼかしが上手くいかない

産まれてくる可愛い王子を
産まれた瞬間から綺麗に残したいから
まずはカメラ
何回か練習したけど後ろのぼやけ具合が
うまくいかなくてレンズを
単焦点レンズに変えたらいい感じ
専門家よりレビュー・補足ポイントの説明
背景をぼかしたいなら単焦点レンズを使用するのが良いでしょう。一般的なカメラ付属のレンズよりも、簡単にボケの写真を撮影することができますよ。購入前に一度試してみたい方は、レンズ単体でのレンタルもおすすめです。

Canon EOS Kiss X10がおすすめの人

はじめて一眼レフカメラを持つ人

「EOS Kiss X10」は、一眼レフのエントリーモデルとしてカメラ初心者の方におすすめです。一眼レフカメラで写真を撮るときに使用する連写やAF性能など、基本的な機能が総合的に優れており、価格とのバランスが取れている一台です。また、初心者向けのガイド機能も備わっており、付加機能が撮影時に与える効果や用語の解説も充実。 風景写真や季節ごとのイベント撮影など、どんな撮影シーンにも幅広く対応できますよ。

カメラ初心者でも本格的な写真が撮りたい人

ミラーレスではなく、一眼レフがどうしても欲しい、そんな方にも「EOS Kiss X10」はおすすめです。カメラ上級者が扱うイメージの一眼レフですが、「EOS Kiss X10」の各機能にはオートモードが備わっているため、撮影シーンに応じて最適な設定に自動で調節してくれます。撮るのが難しい夜景の撮影や動く被写体もブレなく綺麗に捉えることが可能。更に、ゆくゆくはカメラ上級者を目指そうという方にも適しています。絞りやシャッタースピード、ISO感度と呼ばれる各種機能においても細かく設定できるため、いざ一眼レフの扱いに慣れてきてからも手持ち無沙汰になりませんよ。

一眼レフカメラを旅行で使いたい人

「EOS Kiss X10」はバリアングル液晶を搭載した一眼レフカメラで世界最軽量のモデルです。重量のある一眼レフカメラの中でも比較的軽いモデルなので、カメラバッグに入れて持ち歩けば、さほど荷物に感じることはありません。旅の思い出を高画質な写真で残しておきたい人にはおすすめです。可動域の広いバリアングル液晶の特徴を活かし、旅先でふと写真に収めたい風景やシーンに出会ったときに、様々なアングルから瞬時に撮影が可能。一眼レフカメラの耐用年数は使用頻度にもよりますが、約5年ほどなので、年に数回旅行に行く方は持っておいても損はないでしょう。

Canon EOS Kiss X10で試し撮りするならレンタル

Canon EOS Kiss X10は格安でレンタルできる

買ってみたは良いけれど、結局使わなかったらどうしよう。決して安い買い物ではないので、購入を躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。キヤノンの「EOS Kiss X10」が気になる方は、本体やレンズ一式を新品で揃えてしまう他に、一度レンタルして使ってみるという方法があります。 新品価格は10万円近くするので、失敗はできませんよね。レンタルサービスを利用する場合、期間にもよりますが「EOS Kiss X10」を約10分の1の価格で借りることができますよ。

Canon EOS Kiss X10をレンタルするならモノカリ

キヤノンの「EOS Kiss X10」をレンタルするなら、カメラレンタルのモノカリがおすすめです。モノカリならなんと、7000円台からレンタルすることが可能。レンズやSDカードもセットでレンタルできるので、レンタルしたその日から使えます。「EOS Kiss X10」をまずはお試しで使ってみたい方におすすめです。

また、「EOS Kiss X10」はレンズキットの月額レンタルもできます。数回にわたりレンタルする場合、1ヶ月単位でのレンタルにすると、短期のレンタルよりも料金が安くなる場合があります。カメラの使用頻度が高い方や、長期でのレンタルを予定している方は、ぜひ検討してみてくださいね。

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